今年も1月17日が巡ってきました。
阪神淡路大震災が発生してから28年の時が経ちました。
あの時、赤ちゃんだった末っ子君も29歳になりました。
時の流れを感じながらも、当時の様子を未だにはっきりと思い出すことができます。
今日はとても良いお天気でした。
気持ち良く晴れた青空を見上げながら、あの日のお天気を思い出そうとしたのですが。
28年前のあの日も寒いけど良いお天気だったはずです。
でも、天気の記憶が全くないのです。
寒かったことは覚えています。
私が覚えている空は黒い煙が立ち込めていました。
隣の長田区は大きな火事で広い範囲が焼けました。
物の焼ける臭いと共に見上げる空はくすんでいました。
その直後に近くの松本通りも火に包まれました。
その日の記憶は灰色に煙った空です。
毎年、東遊園地に行って手を合わせます。
誰にともなく「おかえり」を言います。
そして、私の新年がやっと明けるのです。
今年は大阪に住む心友が一緒に行ってくれました。
いつもは一人で手を合わせる白い菊が浮かぶ水面も
隣に彼女がいてくれるだけで何だか明るく見えました。
「おかえり。今日は友達も連れて来たよ。」
何人かの懐かしい姿を思い出します。
子供達を可愛がってくれたお隣のおばちゃん。
なっちゃんの同級生だった男の子。
お世話になった人。
もう会えないけど、ここに来ると思い出します。
あの震災の後、家の前の公園に避難していた人達。
幼かった長男君の手におにぎりを手渡してくれた見知らぬおじさん。
七輪でお湯を沸かしてコーヒーを淹れてくれた近所のおじさん。
あの頃、みんな優しかったな。
知らない人がいっぱい助けてくれたな。
人の心の温かさを感じたことも思い出します。
あの時、助け合った気持ちを忘れてはいけないと自分に言い聞かせます。
知らない人とも助け合うことができたあの時を大切に心に刻みます。
あの日を体験した人達はそれぞれに忘れられない記憶があるはずです。
忘れ去りたいこともあるかもしれませんが、ひとつ、ひとつを大切に語り次いでいくことも
時が経てば経つほど必要なことと感じます。
今日は偶然、図書館の前で「かなしきデブ猫ちゃん」に遭遇して年甲斐もなく大喜びした私です。
神戸新聞に掲載されていた連載を毎回楽しみに読んでいました。
もうすぐ、このデブ猫ちゃんの絵本も出版されるそうです。
たまたま図書館の読み聞かせに登場する前に会えたみたいです。
なんとラッキーなことでしょうか。
(早速、このデブ猫ちゃんの写真をスマホの待ち受けに設定したのですが・・・
自分で設定したくせにスマホを開くたびにその迫力にドキッとするという・・・笑
慣れるまで、しばし時間が必要かもしれません。そのくらい迫力あるお姿でした)
絵本の中にも阪神淡路大震災の様子が登場します。
震災を知らない若い人達、子供達にもあの頃の神戸の姿が伝わることを祈ります。
あの日、突然お星様になったたくさんの命に祈ります。
今日のこの穏かな時間を私達が大切に守っていくことができますように。
どうぞ見守っていてください。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2023年1月28日(土)12時~14時
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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