昨夜は大好きな居酒屋さんに行ってきました。
(何か月ぶりでしょう?)
今日は是非とも”カンパイ!”したかったのです。
それほどに嬉しい、嬉しい一日でした。
コロナ騒動でお休みしていた「こどもワクワク食堂」が恐る恐る再出発した記念すべき日でした。
今回開催することも正直なところ迷いました。
自粛が解除されたとはいえ、呼びかけたら絶対に大勢が集まる食堂です。
今、人を集めると言う事がどうなんだろうね?
何度も何度も自問自答しながら、やっぱり開催を決めました。
もし、私と同じく”怖い”と思って開催をためらっている同じ子供食堂の仲間達が
「ダイジョウブだったらしいよ?」と安心してもらえる前例になったらいいな。。。。
この先何年生きますか?と指折り数える私達とは違って
子供達も若いパパとママ達も
これからもずっとコロナと一緒に生きていかねばなりません。
怖がって避けてばかりいたら何もできないかもしれない。。。
それよりも恐々でもどこかに次の一歩を踏み出した方がいいんでない?
私の気持ちはそちら向きに舵を取りました。
この選択が正しいとか間違いとか・・・誰も言えないのです。
みんなが初めての経験だから。
結果は・・・・カンパイしたくなるほどに嬉しい一日になりました💕
メニューはカレーだけだったのに
そのカレーがいつになくとてもとても美味しくて
(なんか知らんけど)
3密を避けて、食堂内のレイアウトも変えて、
受付でも体温チェックや名簿の記入などの新しい手続きも加わったのだけれど
お越しくださった皆様がみんな喜んでくださって
イベントも何もない静かな食堂だったのにみんな笑顔で帰ってくださって
ドキドキしながら迎えた初日を安堵で終えることができたのです。
こんなに嬉しいことはありません。
改善するべき点は多々ありますし
もう少し、スムーズなご案内ができないものかと案ずるところもあります。
足らなかったところや気がつかなかったところも
いっぱいあるかもしれませんが
それを全部ひっくるめても
私には「嬉しかった!」という感想しか残らないのですよ。
食堂を再開することをFacebookでお知らせしてすぐに
玉ねぎを送ってくださった方。
毎月決まって寄付を振り込んでくださる方。
お忙しい中、たくさんのお菓子をお持ちくださった仲間。
お米を持ってきてくださった方。
居の一番に手を上げて参戦を申し入れてくださった図書館スタッフの皆様。
陰からずっと「がんばれ~!」と応援してくださっている皆様。
皆様の後押しがなければ今日という日は実現していませんでした。
本当にありがとうございます!
そして、私達が準備をしている最中、9時半頃から園庭で遊びながら待っていてくれた子供達。
「すっごい楽しみにしててんで!」
「カレーをたくさん食べたいから朝ごはん抜いて来てん!!」
「おばちゃん、お腹空いたよ。」
あ~~なんて可愛いんでしょうね。
この子達の居場所になれていることをこれほどに嬉しく思ったことがあるでしょうか。
そうこうしているうちに
懐かしい顔ぶれが続々とお越しくださいました。
いつものようにみんなで集まることができるってこんなに幸せなことなんですよね。
食堂がお休みの間、公園でお米やお菓子を配っていました。
その時のことをお話くださったママさんもおられました。
朝から晩まで家族のご飯ばかり作ってクタクタに疲れ果てていた時に
公園でいつもの笑顔に出会えた安堵感と
久しぶりに甘いお菓子を食べて気持ちが和らいだことや
袋に詰めて配ったお米が大層役に立ったことなどを
笑顔で語ってくださいました。
自粛の最中にお子達を連れて出かけることにこそ勇気が必要だったでしょうに。
公園まで足を運んでくださったことがありがたいことです。
子供達が大好きな絵本の読み聞かせも復活しました。
図書館の皆様もコロナ対策でお忙しい中、笑顔で駆けつけてくださいました。
食堂で絵本を読んでもらって、帰り道に図書館で本を借りて帰る~というルートが定番になれば素敵やなぁと言うのが
私と図書館館長の野望でもあります。
ネットが当たり前の時代ではありますが
アナログで読む絵本や小説の世界がこれからを生きていく子供達にとっても大切な体験の場となりますように。
キッチンが3密になると困るのでお手伝いは控えていただくようご案内したボランティアの方々も
遠い所をわざわざお越しくださいました。
またみんなでワイワイと調理ができる日が戻りますように。
この食堂は子供達だけではなく、私達ボランティアにとっても大切な居場所です。
各方面からご提供いただいたお菓子やマスクも
皆様にお配りすることができました。
兵庫区社会福祉協議会からご提供いただいたクッキーには一方ならぬ思いが詰まっていました。
私はこのクッキーのパッケージを見ながらとても切なくなりました。
本来ならば、春の選抜高校野球大会が開催されて応援に来られた全国の人達がお土産に買って帰られるはずだったクッキー達。
コロナの影響で甲子園も開催中止が発表されて行き場を無くしたクッキー達。
華々しい舞台でやり取りされることなく食堂にやってきましたが
子供達の嬉しそうな笑顔で少しは救われたでしょうか。
子供食堂の友達が持って来てくれたチョコレートのお菓子も
本来ならば海を渡ってアメリカに出荷されるはずのお菓子達でした。
しかし、この状況下、輸出できなくなってこれまた行き場を無くしたお菓子達でした。
食堂開始直前にお持ちいただいたこのチョコレートで
みんなに配る手提げ袋が一気に華やかになりました。
手作りのマスクもお持ちくださいました。
ボランティアのメンバーさん達が一枚、一枚、丁寧に縫われた子供用のマスクには
たくさんの人の”愛”がいっぱい詰まっているようで
手に取った時に涙が出そうになりました。
たくさんのマスクをありがとうございました!
「こどもワクワク食堂」は恐る恐るではありますが
そろりそろりと慣らし運転に入りました(リハビリという声もあり)
試運転がいつまで続くのか? 私にもわかりません。
知らないうちに本格始動しているような気もしますが。。。。
形は変わっても中身は変わらず皆様の居場所であり続けたいものです。
これからも応援をよろしくお願いいたします!
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