B'z / 兵、走る
昨夜の南アフリカ戦を観終わった後にこの曲を聴くと歌詞が染みます。
昨夜のラグビーワールドカップの日本戦が終わってから・・・・
腑抜けです(笑)
3位決定戦まで含めるとまだ4試合残っていますから
存分に楽しみたいですね。
そんなラグビーワールドカップの試合までも中止にしてしまった台風の日。
ちょうど「一緒に宿題しよう会」の日でもありました。
明け方、窓に叩きつける風の音にさすがにビビりました。
前日に「カレーを作って待ってるからね」とお知らせしたものの
私が現場までたどり着けるんだろうか?
やっぱり中止にした方がいいのかな?
決行と中止が頭の中を行ったり来たりしながら夜が明けました。
起きてみると思ったほどではなかったにしろ
なかなかの雨と風にもう一度思案しました。
行くべきか、止めるべきか・・・・・
止めようかな?と思った時に、一人の子供の顔が思い浮かびました。
やんちゃ坊主だけど、いつも食堂を楽しみにしてくれている子です。
「お腹空いたよ~」と台風の中でも彼がやってきそうな気がしました。
やっぱり・・・・行かなくちゃ。
雨がっぱを着こんで、荷物をビニール袋にくるんで現場に着くと
すでにいつものボランティアスタッフのマダム達が来てくれていました。
みんな、それぞれに思い浮かんだ子供の顔があったみたいです。
「あの子が来るかもしれへんし」
「台風でもお腹は空くもんね」
「家で一人よりもここの方が安心かもしれへん」
「こどもワクワク食堂」は人に恵まれた食堂だと改めて感謝しました。
なんて素敵な人達が集まってくれているのでしょうか。
台風の日なのに、物凄い風が吹いているのに、自分の家のことも心配だろうに・・・・
こうして「あの子が来た時にここにいてあげたい」という思いだけで来てくださった人達に
感謝の気持ちでいっぱいでした。
結果的には(幸いなことに)子供は誰も来ませんでした。
お家の方もお仕事がお休みになっていたのかもしれませんし
警報まで出ていた日でしたから、一人でも家でお留守番していた子もいたはずです。
あの雨風の中、食堂まで来る道中も心配ですから
誰も来なくてホッとしたのが正直なところです。
子供達は来ませんでしたが、
私達、ボランティアスタッフにとっては意義深い日になりました。
「こどもワクワク食堂」は単に”子供達にご飯を食べさせる場所”に留まらず
”子供達を待つ場所”になっているのです。
誰かが待っていてくれる・・・・・
みんな、「誰かが待っていてくれる場所」を必要としています。
一番は自分の家でしょうが、スペアの場所もあった方がいいでしょ?
自分の家じゃないけど、そこに行ったら誰かが迎えてくれる場所。
「おかえり」って言ってくれる場所。
ホッと一息つける場所。
お父さんはいつも行く立ち飲み屋さんかもしれません。
お母さんはママ友と行くカフェかもしれません。
子供達は近所のおばあちゃんの家かもしれないし、仲良しの友達の家かもしれません。
その「誰かが待っていてくれる場所」にこの食堂も加わったような気がします。
子供達の孤食が気になって立ち上げた「こどもワクワク食堂」も4年目に入って目的が少し変わってきました。
子供達ももちろんだけど、パパやママの居場所にもなったらいいね・・・・って。
月に一度でもいいから、ママは自分でご飯を作らないで他の人が作ったご飯を食べられる日があってもいいでしょ。
毎日遅くまでお仕事をしているパパだって、たまには家族そろってご飯を食べる日があってもいいでしょ。
実家のお母さんに電話で尋ねるあれやこれやも私達に聞いてもらってもOKだし。
「こどもワクワク食堂」はいつも誰かを待っている場所です。
今回、思いがけず台風の日と重なったことで考えたこともあります。
もしもの時の避難所機能も子供食堂ができることかもしれません。
備蓄の食材でその時に出来ることがあるはずですから。
台風が教えてくれた「子供食堂」の新しい立ち位置も視野に入れながら
より一層、地域の居場所になれるように試行錯誤していきましょうね。
まだまだ、いろんなことができそうです。
10月の「こどもワクワク食堂」のご案内
10月26日(土)12時開店「こどもワクワク食堂」 子供無料、大人500円
次回の「ママ達のお話お茶会」は11月15日(金)10時~です。
「ママ達のお話お茶会」のお申し込みは
070-5463-8902 まで
「お茶会に行きたいです」とお電話ください。
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