帰りたくなったよ
なっちゃんは身体障害者手帳と療育手帳の2種類の手帳を持っています。
そのうちの療育手帳の更新が今年あります。
先日、区役所の担当者の方からご連絡をいただいて
なっちゃんと二人で面談に行ってきました。
以前の更新までは別に面談や知能テストみたいなことが必要だったのですが
今回は安定していて問題がなければ書類だけで更新ができるかも?ということです。
そんなわけで今日はなっちゃんも一緒に区役所まで行ったわけです。
家族構成やら作業所での様子など質問事項に答えながら
何枚かの書類に色々と記入しながら
相談員の方とお話をしてきました。
その中で見えてきたこと・・・・
たぶん、なっちゃん自身は今現在の生活に何の不安も疑問も問題も無いのです。
あーでもない、こーでもないと思い煩っているのは”ワタシ”なのですよ!!!
なっちゃんの問題はなっちゃん自身のことではなくて
心配性の私の妄想が問題だったのよね
私は以前、「なっちゃん達のためにグループホームを作りたい!」って宣言しました。
今でもその思いは変わっていないし
自分でできなくても、誰かのサポートはできると思っているし
私でお手伝いできることならば全面的に協力する気は満々なのです。
でもね、実のところ、そのグループホームで暮らすなっちゃんの姿が全く思い描けないのも事実です。
なっちゃんはグループホームで生活するんやろか?
そんなことを考えていたら、今日の相談員さんは私の心の揺れを指摘してくださいました。
「生活介助のヘルパーさんに入ってもらったら。
住み慣れた自分の家でずっと暮らす方がいいと思うよ。」
(なっちゃんのそばにはいつも誰かがいます^^)
一瞬、涙が出そうになりました。
そうやねん。。。。
なっちゃんの家はここなのよ。
ずっと住み慣れたこの家で、これからもずっと住めばいいのよね。
大好きな作業所に通いながら、できないところはヘルパーさんの力を借りて。
その方が自然な流れでいいよね。
いつもはかなり事務的に淡々と話が進む場面ではありますが
ちょうど私と同じくらいのお歳の相談員さんは
なっちゃんの様子を見ながら、ニコニコしながら
恐らく、今日の業務では無いことまでアドバイスしてくださいました。
ありがたいですね。
全部、自分でしなきゃ・・・って変にがんばってた気がする。。。
できない・・・って言ってもいいんだ。
助けて・・・って言ってもいいんだ。
なっちゃんはこれからもずっとこの家で暮らすんだよ。
当たり前のことかもしれないけど
今日の私にはとても特別なことのように感じられて
また一つ、余分な壁が無くなったような気がして
ちょっと嬉しかったのです。
グループホームで暮らすなっちゃんの姿は見えなかったけど
ずっとこの家で暮らすなっちゃんの姿は容易に想像できます。
きっとそれが一番自然な形なのでしょう。
なっちゃんはたくさんの人に支えてもらって
穏かに毎日を暮らしています。
これまでも、そしてこれからも。
なっちゃんはきっと見えない何かの力がいつも守ってくれてるんだろうな。
ありがとうございます。
守ってくださってありがとうございます。
支えてくださってありがとうございます。
ふと気がつけば、なっちゃんの周りには”ありがとう”の気持ちが溢れています。
次回の「障害者のママ達のお話お茶会」は3月15日(金)10時~です。
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