糸 BankBand
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12月になりました。
今日は33回目の結婚記念日です。
特別に何もありませんが、
家族がみんな元気でこの日を迎えられたことに感謝します。
先日から、あちらこちらで議論が交わされているのが
メリケンパークのクリスマスツリーです。
個人的にクリスマスとクリスマスツリーが大好きなので
元々、単純な私はそれこそ単純に「ひゃっほ~~♪」と喜んだのですよ。
大きな大きなクリスマスツリーに大好きなメリケンパークで会えるんだよっ!
普通に考えたらできそうにもないことを
楽しそうにやらかしてくれた大人がいたことに感動しました。
「こんな大きな夢を見てもいいんだよ」って
子供達に見せてあげたい・・・・
植樹式を見つめながら、私はワクワクしたのです。
ところが、その後すぐにツリーの周囲では大論争が始まりました。
「樹齢150年もの古木を人間のエゴで遠い所に持ってくるってどうよ?」
「クリスマスが終わったら切り刻んで商品化するって何事?」
「きれいごとを言いながらお金の臭いがプンプンする!!」
「命をどう考えてる?!」
これほど大きなプロジェクトですから
跳ね返りも大きいことは始めからわかっておられたのかもしれませんが。
単純に喜んだ私は非常に複雑な思いで事の成り行きを見守っています。
いろいろな意見があって当然のことですけどね。
それでも、ふと思ったのです。
普段、こんなに真剣に大きな声で「いのち」に対して意見を言う機会があるでしょうか?
たった、一週間、10日間くらいの間で
どれほどの人達が「いのち」のことを考えたでしょうか。
ひょっとしたら、家の中でも
子供達と一緒にこの木のことを話し合った家庭もあったでしょう。
このあすなろの木が提示してくれたチャンスです。
ふと周りを見渡すと
食卓で毎日のように使っているテーブル・・・
どこの木か忘れましたが、分厚い一枚板のテーブルです。
食器を収めている食器棚も木でできています。
他にもたくさん木でできているものを
何も考えずに使っていました。
もっと細かいことを言うと、
トイレットペーパーだって、元は木ですもの。
テーブルになる前はどこかの山にあった大きな木。
切り出されて、加工されて、テーブルになって
今、我が家のリビングの真ん中にあって当たり前のモノになっているのです。
私達の命はこうして、いろんな”命”に支えられているんやなぁ・・・って。
木だけじゃなくて、牛や豚や鳥、魚もお野菜だって、みんな命。。。。
毎日、食べているモノ、着ているモノ、使っているモノ・・・
それらの命が私達の命を繋いでくれているのですね。
このあすなろの木が神戸に来てくれなかったら
気がつかなかったかもしれないこと。。。。
当たり前すぎて、考えもしなかったこと。。。。
何だか、急に食卓テーブルが愛おしくなって
そっとなでながら「ありがとう」って言いました。
あすなろの木に会わなかったら、
テーブルに「ありがとう」なんて言わなかったよね。
っていうか、そんな気持ちにならなかったと思うのよね。
あのあすなろの木も、今回のことがなければ
これからもずっとずっと山奥で他の木達と一緒に青空を仰いで立っていたのでしょう。
木からすれば、突然に掘り出されてビックリしたかもしれませんが
こうして、みんなが「命」を考えるきっかけをくれました。
クリスマスツリーにならなくても、何か、他の用途で切り出されていたかもしれません。
あすなろの木を通じて
あなたは子供達に何を語りますか。
私は大きな夢のカタチと
命の不思議と感謝の両方を語ります。
今、この地球に同じ時間を共有して生きている偶然と奇跡を語ります。
明日はツリーの点灯式です。
あすなろの木に「ありがとう」を言いに行くつもりです。
クリスマスまでの期間、あすなろの木に子供達の夢を書いたプレートがきらめきます。
子供達の大きな夢をあすなろの木に託しましょう。
みんなが真剣に語り合った大切な命のことを子供達に伝えながら。
12月15日(金)10時~ 「障害者のママ達のお話お茶会」です。
「障害者のママ達のお話お茶会」のお申し込みは
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「お茶会に行きたいです」とお電話ください。
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