知り合いの娘ちゃんが障害児の行動研究をされていて、そのためのアンケートとインタビューを依頼されたのです。
お役にたつならば喜んで(^^)v
お約束の時間にお会いした彼女はカチコチに緊張しておられました。
そりゃあ、緊張もしますよね。
面識の無いおばちゃんにあれやこれやと質問するんですから。
「大丈夫だよ〜おばちゃんはあなたを頭から食べるわけじゃないから(笑)」
まずは主旨説明。
とても丁寧に書類も揃えて、内容も理路整然。
指導されている教授の姿勢まで見えるようで感激しました。
インタビューの内容としては、なっちゃんの小学生時代を思い出しつつお答えしていきました。
あ〜そんな事もあったなぁ。
あんな事もあったなぁ。
小さい頃のなっちゃんの姿を懐かしく思い出しました。
その時々で重ねて思い出したのが周りにいてくれた人達の事でした。
先生やお友達、ママ友、近所の人、他にもいっぱい(ㆁωㆁ*)
私もなっちゃんもたくさんの人に助けてもらって、支えてもらって今があるんだな〜
彼女の質問に答えながら感謝の想いが溢れ出てくるようでした。
ホンマにありがたいなぁ。
いっぱい、ありがとうが言いたいなぁ。
私達、幸せやなぁ。
そして、なっちゃん。
なっちゃんが健常者だったら〜と思わないことないけれど、私は次に生まれてきても今のなっちゃんがいいな。
ダウンちゃんだけど、健常者みたいにできないけど、お嫁にも行かないし、ママにもならないけど、なっちゃんはなっちゃんやねん。
私は今のなっちゃんが大好き!って質問に答えながら改めて思いました。
障害者を育てていると言われるフレーズがあります。
「大変でしょう?」
言われる方に悪気は無いので、無下なお返事はしませんが、「大変」って何が大変?って思ってしまうのです。
健常者を育てていても大変なことはたくさんあるはずです。
それを大変と思うか、面白いと思うか、学びと思うか、試練と思うか?
受け止め方は人それぞれです。
今日の質問に答えながら、私はなっちゃんと生きてきたこれまでの時間を反芻するチャンスをいただけました。
私達、幸せですね。
たくさんの方が応援してくれて、見守ってくれて、助けてくださる。
もちろん、世間一般の幸せとは違うかもしれないけれど、私はとても幸せです。
なっちゃん、私の所に生まれてきてくれてありがとう(*^^)v
インタビューを受けた事で気がついた自分の立ち位置はとても幸せなポジションでした。
障害者を取り巻く環境にはまだまだ根深い偏見が残っていることも現実です。
今回、インタビューしてくれたお嬢さんのように理解しようとしてくれる人が少しづつでも増えていけば、変な偏見も減っていくことでしょう。
そのためにはこちらからも(障害者サイドからも)知ってもらうための発信をし続けなければと感じました。
彼女の優しい眼差しが私にも勇気をくれました。
素晴らしい論文の完成を楽しみにお待ちいたします。