ふるとき
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
母がお世話になっている施設の部屋の窓からは
母が大好きな六甲山が一望できます。
今日みたいな良いお天気の日には
窓の外をゆるりと流れていく雲を見ているだけでも飽きることがありません。
遠くに広がる六甲山の山並みは
山歩きが好きだった亡き父のことも思い出させてくれます。
施設の周りに植えてある山桜が満開です。
「やっと私の順番が来たわ」と言っているように咲き誇っていました。
風にあおられてその山桜の花びらがヒラヒラと舞い上がってきました。
直接見に行くことができない母のために挨拶に来てくれたみたいだな・・・と
窓の外を舞う花びらにそっとお礼を言いました。
「青い空を見れているだけで幸せだわ」
母がポツリと言いました。
青空を見ている”今”がシアワセ。
今日はその幸せな時間を私も一緒に過ごせたから
私もとてもシアワセです。
この穏やかな時がこのままずっと続けばいいのにな。。。。
行くたびに聞かされる昔話。
お母さんをいじめた人達は
もう、みんな先にお星様になっちゃったから
もう誰もお母さんに嫌な事を言う人はいないから。。。。
そう言っても母の心の奥底に根深く残っている何かがあるようです。
嫌な事は思い出さなくてもいいのにね。
今は青空をずっと見ていても誰も何も言わないから。
帰り道、甘い香りを感じて周りを見渡すと
一軒のお家のお庭に真っ白な藤の花が満開でした。
今の施設に移ってから母の表情がとても落ち着いて柔らかくなりました。
お世話をしてくださっているスタッフの皆様に感謝です。
「障害者のママ達のお話お茶会」のお申し込みは
070-5463-8902 まで
「お茶会に行きたいです」とお電話ください。
メールのお申し込みはこちらまで →☆お申込みフォーム☆

箱入り娘2号・・・箱の争奪戦は果てしなく続く・・・