鈴木梨央 / 親と子の「花は咲く
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昨夜はとてもとても素敵な宴にご招待をいただきました。
その席でご一緒させていただいたのは
奇しくも、今日、3.11という日の体験を語ってくださる方でした。
絵本プロジェクト・・・・
被災地の子供達に絵本を届けようという思いで集まった人達がいます。
誰かの膝の上で本を読んでもらうことで少しでも穏やかな気持ちを取り戻してもらいたい・・・
神戸の震災を思い出して、私も胸がキュッとなりました。
津波で大きな被害を受けた岩手で立ち上がったプロジェクトを
神戸の兵庫図書館が応援しています。
図書館の入り口入ってすぐの所に
”セロ弾きのゴーシュ”のお話が聞こえてきそうな紙人形が飾ってあります。
岩手の絵本プロジェクトの事務局長をされている方と
「本に馴染みの無い子供達が少しでも興味を持ってくれるきっかけに」と紙人形を制作されている作家さん。
不思議なご縁が繋がって
遠い岩手の方と一緒にお食事をするお時間を持てた奇跡。
それも3.11の前日です。
被災された時の様子を語ってくださいました。
この絵本プロジェクトへの熱い想いもお聞きすることができました。
もう6年・・・なのか、まだ6年・・・なのか。。。。
穏やかな空気をまとった優しい笑顔のお二人のお話をお聞きしながら
神戸の震災の事も思い出しつつ、様々な想いが巡りました。
余談ですが
私、神戸の震災も東北の津波も当時の映像を未だにまともに観ることができないのです。
ニュースで流れてきても目を背けてしまいます。
未だに思い出したくない気持ちがあるのかなぁ。
お二人のお話をお聞きしながら
「大変だったでしょう?」という言葉を言いかけて飲みこみました。
”大変”という言葉で終わらせるのが失礼な気がしたからです。
言葉にできないような体験をされて
それこそ、言葉にできないような光景をたくさん見て来られたはずです。
ずっと色々なお話をさせていただきながら
私は逆に大きな勇気を頂いたように感じています。
終始、穏やかにほほ笑みながらお話をされるお二人からは
全てを受け入れて、そこから前に進んでいかれている強さを感じました。
悔やむこともおありだったことでしょう。
立ち上がれないほどの悲しみの日々も経験されたことでしょう。
それでも、そこから静かに顔をあげて、まっすぐに前を見つめる強さを感じました。
人間の強さを感じて、胸がいっぱいになりました。
遠い岩手の子供達のことを思いました。
子供達の手元に届く絵本達が
子供達の心を支えてくれますように。
絵本の世界が子供達に夢見ることの楽しさを思い出させてくれますように。
そして、いつの日か、自分達が受けとった温かな気持ちのバトンを
次の世代にも繋いでいってくれますように。
どんなことがあっても
自分の力を信じて、自分を信じて前を向いて歩む強さを
お二人のお姿からダイレクトに感じることができた私はシアワセです。
この日本という国には
見ず知らずの子供達のために何かできることはないかと
陰で奔走している大人が意外にもたくさんいるのです。
キラキラの舞台の上ではないけれど
地味な活動かもしれないけれど
一番助けを必要としている子供達にとって
一番近くで寄り添う大人として
これからも静かに黙々とご自身の想いを貫く素敵な大人達が
あなたの周りにもおられるかもしれません。
そんな大人が存在している限り
この日本という国がまだまだ捨てたもんじゃないということを
3・11という日に実感できたことがとても嬉しいです。
一冊の絵本が子供を笑顔にしてくれます。
絵本の力は無限です。
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おまんじゅう・・・?
ゆーちゃんの背中です(・・。)ゞ