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2月28日、イカナゴ漁が解禁になりました!
週末はドタバタしていたので
今日は意を決して”クギ煮”デーに決めました。
この季節、神戸・明石の街中はイカナゴのクギ煮を炊く甘辛い香りで包まれます。
道を歩いていると
あちらこちらからいい香りがしてきます。
クギ煮って、それぞれのお家の味があって楽しいですよ。
同じレシピを使っていても
その時のお魚のサイズや、使うショウガの量や
そのショウガの切り方などで微妙にお味が違ってきます。
私も昼網が到着する頃をねらって東山市場に出かけました。
まだ、魚屋さんに”ブツ”が到着していないのに
市場の中にはあちらこちらに長蛇の列ができていました。
え”~~~~・・・・並ばないと買えないの?
ふと見ると、並んでいるマダム達がみんなニコニコ笑顔なことに気が付きました。
「今年は何キロ炊くん?」
「1キロ、いくらなんやろなぁ?」
「ショウガ、買った?」
たまたま前後に並んだだけなんでしょうが
同じ目的を持って集まっているマダム達(!)
待ち時間も楽しみのうちなんでしょうね。
並びながらお話の弾むこと・・・
手押し車を押した年配のマダムもニコニコ顔です。
「息子のところに送るんや。」
いつになく活気にあふれたマダム達の行列を眺めながら
一年に一度の一大イベントに目をキラキラさせている姿がステキやなぁと思いました。
人間、一瞬でも『目的』があると生きる力が戻ってくるんですよね。
2月の末から3月半ばくらいまでの季節限定!
明石から神戸周辺の地域限定の味!
この時期、近辺の郵便局のゆうパックは笑えるくらいに売れるし。
お歳暮とお中元はスルーしてもクギ煮だけは毎年発送するとか(笑)
神戸から全国へ~
おばちゃん達の”愛”が発送されていくんです。
市場の行列に並んでいるメンバーは
みんな同じ想いの『同志』みたいなもんなんでしょうね。
さてさて、私は比較的、空いている魚屋さんを見つけて
さっさと帰還しました。

明石の昼網であがったイカナゴは
ピカピカでキレイです。

ショウガにもこだわりますよ。
高知産の土ショウガを大量に千切りに~

白いご飯食べ過ぎ警報発令中ですヽ(;´ω`)ノ

晩御飯まで待ちきれず
非常食用に買い置きしてあったパック入りの白ご飯を持ち出してきて
「おやつに!」とかき込んでいた末っ子君です。
瀬戸内の春のお味です。
今年は少し大きめです。
小さいのんがお好きな方はお早めにお炊きくださいませ。