渋いお声ですが、じっくりと聴いてみてください。
しみじみと・・・いいなぁ・・・と思いました。
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実家の母が入院しています。
今日も病院に様子を見に行ってきました。
しばらくは家に帰れないことは本人も納得してはいますが
「家に帰りたいなぁ」とつぶやきました。

いつの頃からか
以前よりも少し小さくなったような気がして
年の割には元気な方だと思いますが
今までできていたことができなくなってきたり、
できても、とても時間がかかったり
その変化は本人が一番感じていて
以前のように動けないことがとても歯がゆい様子です。
誰でも確実に歳をとります。
みんな老いていきます。
自分の事もままならない状況になってでも
子供の事を先に心配するのが・・・
”おかあさん”なんですね。
入院しているのは自分なのに
「外は寒いんでしょ?」
「早く帰らないと、みんながご飯を待っているわよ」
「風邪、ひかないようにしなさいよ」
うん、うん・・・と返事をしながら
胸の奥の方がキュンとなりました。
”おかあさん”は、ずっと”おかあさん”なんですよね。
自分のことを後回しにして
家族の心配ばかりして
いつまでたっても
母は私達に何かを教えてくれようとしています。
おかあさん、元気になって家に帰ろうね。
やっぱり、自分の家が一番いいよね。
もう少し暖かくなったら・・・きっと帰れるから。
わたしは、どんなおかあさん・・・なんやろ?
母のこと、亡くなった父のこと、姑のこと・・・
私が幼かった頃のこと・・・
思いがけずいろんなことを思い出した冬の一日でした。