もう25年も経ちます。
病院の待合室で毎日のようにウオークマンで聴いていた思い出の曲です。
杉山さん・・・若いなぁ・・・
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今日は夏至です。
一年で一番お昼間が長い日・・・
残念ながら、今日のお天気では夏至を実感することができません。
この日を境に本格的に「夏」が始まります。
私の大好きな夏がやってきます

どんなに暑くても夏が好きです

こんにちは

のりこママです(=⌒▽⌒=)
夏至・・・だいたい20日前後にこの日がやってきます。
夏至の日が来るたびに思い出す景色があります。
25年前は明日、22日が夏至の日でした。
なっちゃんのお誕生日です

「初産は予定日よりも遅れることが多いし・・・」
周りの人達の言うことを真に受けていた呑気な妊婦さんがいました(-。-;)
わたし・・・ですわ。
7月初めの予定日よりも2週間も早く、明け方に陣痛が始まりました。
とにかく初めての経験なので、陣痛なのか、前の日に食べ過ぎたおなか痛なのか・・・しばらく悩んでいたという呑気な妊婦さんでした( ̄_ ̄ i)
少し前から逆子だったなっちゃんは「夜中だったら帝王切開!」と宣言されていました(=◇=;)
幸い、分娩室に入ったのが朝の8時過ぎ・・・病院に一番人手がある時間帯でした。
逆子のまま、最後は男の先生がお腹の上に乗って押し出す・・・という今から思うと相当の荒療治?で無事に生まれてきました。
取り上げてもらった小さな赤ちゃんを見て「かわいい

その時はその不安が何なのか自分でも全くわかりませんでした。
なかなかオッパイを飲まない子でした。
「飲み方が下手くそな子もいるのよ。
要領がわかってきたら・・・きっと飲んでくれるわよ。」
看護師さんの優しい励ましに新米ママは必死で子育てをスタートさせました。
退院の前日、主治医に呼ばれました。
「赤ちゃんは心臓に異常が見られます。
もうしばらく新生児室でお預かりします。」
頭が真っ白になりました・・・・
生まれてすぐに頭をよぎった不安がドンドン大きくなってきている頃でした。
もしかしたら?
その不安を振りきって病院の帰り道に電車の定期券を買いました。
「明日から、毎日通ってオッパイを飲ませなくちゃ。」
ひとりで病院に残す赤ちゃんに私がしてあげられることは、オッパイを飲ますことだけだったんです。
その日から約1ヶ月、定期券を持っての病院通いが始まりました。
幸い、一人目だったので私も身軽です。
産後も超元気だったので、毎日の通院も苦になりませんでした。
オッパイタイムの合間に病院の待合室でずっとウォークマンを聴いていました。
最初に貼り付けた杉山さんの曲・・・何度聴いたことでしょう。
今でもこの曲を聴くたびに、あの時の病院の窓から見た景色や、風の匂いや、待合室の空気を鮮明に思い出すことができます。
誕生後、2週間ほどしてからだったでしょうか?
また主治医に呼ばれました。
「検査の結果が出ました。 ダウン症です。」
私の予想は悲しいことに当たってしまいました。
生まれた直後に感じた不安は・・・これだったのです(_ _。)
帰り道・・・公園のベンチでパパと二人で泣きました。
初めての赤ちゃん・・・初めての子供・・・大切な生命・・・
でもね、この子は私達のところに生まれてきてくれたんです。
神様は「この二人ならダイジョウブ」とこの子を託してくださったのです。
いつの日か、この子が天国に帰った時に、「やっぱりあの夫婦に預けて良かったね」と言ってもらえるような子供に育てるのが私達に与えられた役目なのかもしれない・・・・
漠然とそんな事を思い、わたしは泣くのを止めました。
ママがずっと泣いていたら・・・赤ちゃんが心配するよね・・・・
あの日から、25年が経ちました。
いろんな事があったけど・・・泣いた時もあったけど・・・
なっちゃんは元気で明日、25歳のお誕生日を迎えます。
彼女の笑顔をずっと見ていたいから・・・私は毎日笑顔で過ごします。
彼女の笑顔が支えてくれるから・・・私は毎日がんばれます。
私はなっちゃんのお陰で「ママ」になることができました。
「夏至」と聞いて・・・25年前を思い出しました。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
今の私のベースは・・・なっちゃんと一緒に歩んできた道と重なります(≡^∇^≡)