なっちゃんが作業所からもらってきたチラシから抜粋します。
神戸ビエンナーレ2011協賛 障がい者芸術の世界
「こころのアート展 in しあわせの村」
期間 : 2011年11月2日(水)~ 11月13日(日)
場所 : 神戸市北区 しあわせの村 本館・温泉健康センター
障がいのある人達の枠組みにとらわれない自由な表現活動は見る人に新鮮な驚きと感動を与えてくれます。 このたび、公募にて選出された14名の作者達の作品を展示いたします。
それぞれの作者自身の内面から湧きあがる独自の世界を表現した「生の芸術」をごゆっくりご覧ください。(ちらしより原文のまま)
なっちゃんの作業所のお友達の作品も展示されます。
ちらしに紹介されていた作品のひとつに心惹かれました。
味のある字体で「ひきざんは さみしです」(引き算はさみしいです)と書いた書道の作品です。
私はその作品を見ただけで胸がいっぱいになってしまいました。
私達は自分達の事を”健常者”と呼びます。そんな健常者の私達から”障害者”と分けられてしまうのがなっちゃん達です。
健常者と障害者の境目って何???
もちろん、私達が普通にできること、考えることが彼らにはできないかもしれません。
でも、私達にできないこと、思いもつかないことを彼らはしてくれます。
この「ひきざんは さみしです」の作者のピュアな感性に私は心からの拍手を送りたいと思います。
私は健常者と障害者いう言い方が大嫌いです。
何だか上から目線のようで・・・大キライです。
どこかで分けなければいけない現実は認めます。が、嫌な言い方だと感じています。
同じ人間として、彼らも必死に生きていて、自分の胸の内を懸命に表現しようとしている・・・そんな作品展をお時間があればぜひご覧になってみてください。
きっと何か熱いモノを感じていただけると思います。