AVプリアンプやAVプリメインアンプでは、ルームコレクション機能がついている。

日本製だと、いまはYAMAHAのYpaoしか存在しない。
オンキョーやデノンは、Audyssey という米国製の機能がついている。

過去には、パイオニアのMCACCproもあったし、SONYも機能はしょぼいが、なにかそんなものがあった。皆、最初からAVアンプについていたし、測定マイクまでついていた。

上記会社のAVアンプは、全部使ったことがある。
MCACC proは、測定は自動だが、いろいろなテストトーンを使うので、全ての測定時間は30分かかった。でも、補正はとても良かった。


Audyssyにも、サブウーハ用のモジュールは高級機に用意されている.有料だが、MultiEQ-X
を使うとパラメトリックEq機能が付くので、よいルームコレクションができる。

 AV用途として、こうした測定は自動で行えるので手軽で使いやすい。パイオニアがオーディオ業界から去っていたのは、残念だ。会社が元気な時にピュアaudio向けの製品として出してほしかったな。

純オーディオ用途には、世界をみると、

1 Trinnov,
2 Dirac live, 
3 RoomPerfect,
4 DeqX
がある。

DeqXとTrinnovは専用機、ほかはAVアンプに付属するものだ。僕は、全て使った。

1 Trinnov(2ch機 2年使用)
 AVアンプというよりは、HiFi用途として有名だ。高価なイメージはあるが2chだけのプロセッサ単体価格はそう高くもない。3次元測定ができる点ではYamahaと同じだが、専用マイクは全く立派でホレボレする。その割に3D測定は精度はイマイチ。レーザーで測定した距離と違うし位相も不正確。PCは必要。
 欠点は使い方が難しいこと。正直なところ、輸入代理店に来てもらって、機材変更の都度やってもらう必要がある。SPレイアウトを補正する3Dレマッピングを使わないなら、導入は意味がない気がする。自分で2年間使った感じでは、効果はパイオニアMCACCproと変わらない。

2 Dirac live +ARC (dennon AVC-A1H 1年使用)
 AVアンプに付属するが、ないモジュールは買う必要がありMS officeみたいで複雑だ。
AVC-A1Hでは全モジュールを買うので(むしろ)潔くわかりやすかった。
  使い方は、Trinnovと同じくらい難しい。測定ポイントが多く、測定に至るまでの音量調整は面倒極まりない。PC必須で、しょぼい指定USBマイクを使うのだが、測定精度は紹介した4つの中では最も低い。そのうえ調整後は度を越えてきつめ傾向に必ずなる。アブフューザーやデフェーザーで音響を整えている部屋では使わない方が良いと思う。円安の今、日本でのサポートがない製品を20万円も出して使う価値は見出せない。

3 RoomPerfect (TDAI-3400 1年使用)
 リンドルフのアンプに採用されている。音響エネルギーを学習するために、5か所以上での測定が必要だが、全てautoで測定できるし、PCも不要で、全帯域をバカの一つ覚えのようにフラットにすることはしないので、この中では最もつかいやすい。測定結果を細かく見せてくれないので、Dirac以下の精度かもしれないが、SP特性を殺さない点ではDeqXと似ている。日本では売っていないが、出せば売れると思うんだけどな。

4 DeqX (pre8 2か月使用)
 ピカピカの新製品。スピーカー単体の無響特性は必ず最初に測定する。そのうえで視聴位置で測定し、周波数特性を整える調整を行う。グループディレイを除去する性能は他社比で最高と思う。HDP-5からupgradeをしたが、測定精度、補正精度、各種データの提示は最も細かい提示する。効果も4機種の中で頭一つ抜けていると感じる.


  ただ調整はディーラーに任せた方が良い。PC必須で設定ファイルはクラウド上にあるがレスポンスは遅く操作時のundoもない。でもテスラ並みに頻繁にupdateするので改善される期待はある。


ほかにも、似た製品はある。

Eversolo T10 
 T10はネットワークプレーヤーだがevotune PROなる独自の音響補正機能を内蔵している。日本ではまだ発売していないけど、出たら必ず買う。早く出ないかな。

アキュフェーズのグライコ
 DGxxは、一次反射のキャンセルさえできないので、他社製品より次元が一段低く、それは新製品DG78になっても変わらない。作る技術はあるはずなのだけど。