久々に日本の夏を過ごしに来た。
米国でサッカーを見て、帰ってきたが、ひたすら、暑かった。
わざわざ、あんな暑い場所を選ぶのはなぜか、わからぬが、
これは最初からわかっていたことだ。
サッカーよりも記憶に残る暑さだった。
今年は、いや、今年も、欧州の特に大陸では、熱波がアフリカからやってきて、熱い日が続いた。
日本はどうか?
40度超えを覚悟していたから、思っていたより暑さはたいしたことはない。
比較的過ごしやすい感じだ。
いいね。
ここから本題。
指輪が、BS4kで、来月、毎週1話づつ、放送する。
1989年11-12月に、ミュンヘンオペラで行われた指輪のチクルスを、
バイエルン放送協会とNHKが、共同で収録したものだ。
バイエルン国立歌劇場、として日本では知られているが、あれは翻訳が間違いです。
Bayerische Staatsoper=バイエルン州立歌劇場ですね。

ここの音楽総監督は、89年当時はサバリッシュだった。
その後、メータ、ナガノ、ぺトレレンコ、ユロフスキへと受け継がれ、
先月からチェコ出身のポペルカが任にあたっている。
え、と思った方は鋭い。ポケルカは、ウィーン交響楽団の首席指揮者もしているのだ。
だから、兼務する。
ちなみに、ポペルカは、ドレスデンシュターツカペレで、コントラバス奏者であった。
ドレスデンシュターツカペレといえば、若杉さんが常任指揮者を務めていたことでも知られるが、
本当は、音楽総監督に内定し就任も決まっていた。
89年にドイツ統一があり、運営が東から西に移り、政治的な理由で就任キャンセルされたんだ。
当時、若杉さんは、(スイス)トーンハレ管弦楽団の首席指揮者であり、都響の音楽監督でもあったが、
ドレスデンキャンセルのおかげで、かれは日本に腰を落ち着けて、都響を育てることができた。
その期間、(日本にいるときは必ず)定期公演に通っていたが、N響を追い抜いたのは、若杉
さんの功績だ。
その後若杉さんはN響に転身しているけど、もともと、当時は都響は桐朋傾向、
N教は芸大傾向があって、本来はN響方向だったんだろうね。
指輪の話に戻ると、収録は89年で、独でも日本でも、翌90年に初放送されている。
NHKは、当時ハイビジョン実用化試験放送の名で放送した。
その時は、アナログハイビジョンだった。そんなもの、しらねーだろうな。
地デジが普及する10数年前から、金があるNHKは、アナログで2K記録と放送をしていたのだ。
90年当時は、MUSE方式という名前の、アナログノイズだらけの技術だった。
輪郭もあいまい、ジッターも盛大だったはずだ。
今回は、それを4Kにリストアしたものだ。
当時の技術では、2k放送は素人にはエアチェックできないものだったが、
いまは4kBDレコーダがあるので、4kで記録、保存できる。
エライことに、NHKは、ニーベルングの指環の4K化にあたって、
BT.2020の色空間を使っている。
H.265/HEVCを使って、4kリマスタしている。
なんと、1コマづつ、画像をデジタル修復して画素数を増やしノイズを除去している。
NHKの職員はヒマなのか?
いやいや、さすがに、まずはデジタルデータとして読み込んだうえで、自動的に修復しているものだろう。
残念ながら、音声は2chのままのようだ。
もともと、2chで収録したからまぁ仕方がない。
実は、これ、DVDでパッケージ化されていたので、映像は持っている。
なんでBDで出せないのかわからぬが、
映像の版権はバイエルン放送が持っていて、
4K(オリジナルは2k)の映像は、NHKがもっている、
ということだと思う。
昨年放送した内容の再放送みたいだが、今後、まずBDで市販はされない。
全部で、4KDRで記録すると、350GB程度になろう。
サバリッシュ指揮、演出レーンホフ
ジークフリートは、ルネコロ
ブリュンヒルデは ヒルデガルト ベーレンス
気になる人は、NHKのHPに全キャストがクレジットされている
そのページを印刷して、BDパッケージにBOXまで自作すると、雰囲気でるぜ。