僕は学生時代、初めてビデオデッキ、βマックスSL-F11を買った。
当時Sony最高のハイエンドマシンで、定価は29万8千円もした。
アナログ録音ではあるが、音声はステレオで記録再生でき、
rew ff しながら再生、スローでのバックも可能であった。
これは、当時としては画期的あった。
こんな高いのをなぜ買ったかというと、TVも録画したかったが、
なによりもケイトブッシュの
Live at Hammersmith Odeon(1979)
この音楽ソフトは、当初βでしか販売されていなかった。3万円くらいした。
その後、VHSでも販売されたし、一時LDでも出た。
LDをみると、解像度がかなり上がっているし、
確か音声もデジタル化されていた。
ケイトブッシュの映像は、Rde Shoes にちなんだ、
The Line, The Cross and The Curve もLDで出た。
いまや、LDなんて売っていない。
買っておいてよかった。
# この現代、そもそもレーザーディスクは、なにものだ?だろう。
# LPと同じサイズのCDのようなもので、でっかい専用
# プレーヤーに入れて、ディスクを扇風機のようなたてて回し
#ながら、映像と音を聞く装置があったのだ。
このディスクを聞くために、我が家ではいまだに現役である。
彼女の映像は、本人が現代のHD画質でのリマスターを拒否しているし、
そもそも自分の映像を出すことを了承しないので、LD以降存在しない。
当然にBDも出ていない。
BBCで何度かTV放送された映像は、誰かが録画したものが海賊版で売っている。
僕もロンドンで購入しているけど、日本では見たことがないので、
売っていないと思う。
ケイトブッシュは、日本に来たこともある。
東京音楽祭だ。
1978年だったかな。
これはTV放送もされた。
確か何か、銀だか銅だかの賞をとっていた。
(象印賞のような、どうでもよい賞だ).
あまりに昔で記憶にないけれど、
しばらく日本にいて、いくつかの番組にも出たらしい。
その翌年、大規模なライブツァーがあり、Tour of life で欧州をめぐる。
ハマースミスのLD映像は、その時の一部だ。
パントマイムや演劇を伴う素晴らしいライブで、映像で見ると感動する。
LDではライブ全体の半分程度らしいが、いかに素晴らしかったか、
十分に想像できる。
ライブをやったのに、映像化して売らないのは、
芸術的見地からしても、音楽家のキャッシュフローからみても、
もったいないと思う。
エンヤとか、アランパーソンズも、スタジオワーク主体であり、ライブを嫌う
似た傾向をもっているけれど、映像化しているソフトは案外多い。
師匠のデイブギルモアなんて、同じ映像を、ミキシングを変え、映像フォーマット
を変え、何巡もするほど、商売しているぞ。
ケイトブッシュも少しは見習って、商魂たくましくなって、
ぜひ映像販売を許可してもらいたいものだ。
