ドルビーATMOSのスピーカー配列に関しては、数々の文献がたくさん参照できる。
論文も、ホワイトペーパーも、たっくさんある。
でも、ほぼ、シアターに関するもので、内容は業務用だ。
家庭用の、いろいろな事例というのは、見たことがない。
ところで、家庭用として限定したとき,プリアンプの制約で、設置できるスピーカー数が変わる。
今使っている、デノンのAVCA1Hは、ch数は日本製としては最大で、ATMOS時 9.1.6ch、Auro-3D時13ch、
LFEは4chまで拡張できる。
この機種がスマートなのは、パワーアンプchは15chしかないが、SP端子が17ch分あって、
ATMOS時はトップミドル2ch、Auro-3D時は Ch,Tsの2chを鳴らしわけることができることだ。
そうか、スピーカーケーブルは、物理的に独立しているのか。
ここで、一つ、思いついた。
ドルビーATMOSトップミドルSPは、頭に真上の左右に設置する。
その左右chの真ん中に君臨するのは、Auro-3DのTsだ。
別名VoG.
このSPが鳴ると、気持ちがよくなる。
この気持ちよさを、ATMOSで体感したい。
鳴らす方法はないものか。
ある。
トップミドル左右の間に、センターchを作ればよい。
トップミドルセンターのスピーカーはL/Rのワイヤリングだけで合成できる。
ブライアンイーノがアンビエントミュージックレーベルの時代に提唱した、マトリクス配線だ。
長岡鉄男も、たしか、オレの方がイーノより早かったと何かの記事で書いていた気もする。
配線は、こうなる。
すっごい簡単。
問題は、Auro-3DのTsスピーカーと、ATMOS用のTsスピーカーの位置が重なってしまうことだが、、
これもシンプルに解決できる。
ATMOSの時は、50cm程度、体をスクリーンに近づけることで、VoGより50cm前方にATMOS用のTsを設置できる。
こんなことやっているやつ、いるかな。
やってみよう。
同じ考えで、サラウンドバックL/Rには、バックセンターSPを鳴らすことが可能だろう。
これがうまくいったら、バックセンターも試してみよう。