北の富士さんが亡くなった。
18日は、LSOパッパーノ指揮のガーシュインやチャイコの小曲をバービカンセンターで鑑賞する
つもりだったのだけど、予定を変更して日本に来た。
北の富士さんの、お別れ会に参列するためだ。
八角部屋に久しぶりにうかがったが、角界の有名力士が勢ぞろい、TVで見る政治家も来ていた。
僕は、何度かお会いし、あれこれ話をしたこともある。
両国場所だと、ラジオやらTVやらの解説の仕事で忙しい方で、話をできる状況にないのだけど、名古屋場所あたりで
あれば、夜は時間があるということもあり、食事に行ったこともある。
もう2年前の話だが、ロンドン巡業でもあれば、きてください、案内しますよ、と話したこともあった。
なんと、数カ月前に、おお相撲のロンドン巡業が本当に決まったので、来年の秋には、
ロンドンでもご案内したいと考えていたのだった。
しかし昨年1月以降ほぼ2年、顔も見ていない。
親しい人とも会っていなかったという。
げっそりした姿を、人に見せたくなかったのだろう。
伊達政宗も最後期はそうだったという。
そういう人なのだ。
昭和の、破天荒な、とにかく面白い方だった。
特にスポーツ紙のサイトでのブログは、ロンドンでも楽しみであった。
一つの時代の終わりを感じ、寂しさがこみ上げる。
今日は、相撲ファンと飲み明かしている最中だ。
合掌。