まだ完成していないマルチチャネルSPのインストールではあるが、一応、数が揃った。
今までも、Auro-3D用に、スピーカーを設置していたのだが、完全に寄せ集めであった。
- 寄せ集めで何が悪いのか?
なにも悪くはない。
音だって、13チャネルできとんと出る。
寄せ集めでも、そこらの(と言っても、新宿にある業界でもなかなかい良い店である..)AV店よりは、マシな音だった。
そもそも、店より良いのはあたりまえで、店ではAuro-3Dとして周到に設置はしていないわけだから、そりゃそうなる。
よく検討された機材を、正しく設置されたシステムでAuro-3Dの再生を、Auro3Dさんの良いおとを、
聞いてしまったから、僕も出したいぞ、と思ったのが、スタートだった。
GW明けくらいだったかな。
強い気持ちで、わが音を改善したいと思ったのだった。
年内に追い付こうと今年の目標を定めたのである。
改善する前のレベルを、10点とした。
(ということは、販売店は10点以下であるということだ)
100点満点である,100点を現実に実現できる範囲での最高の音、と頭で想定している。
(フォーカルの本社視聴室では体験できる)。
ちなみに欧州ではFocalブランドでAVプロセッサーが出ているがストームのOEMだ。
今回の改善のプロセスをまとめてみた。
3段階になる。
stop0 予備
これからの作業のため、部屋全体を整理し、じゃまなものは外に出す.掃除もする。
これがすべてのstepで一番大変だった
ちなみに、スクリーンもこの機会に張りなおした。
step1 スピーカーレイアウトを、推奨値に完全に準拠
アトモスは無視するわけではないが、どのようなSPレイアウトでも再生できるはずなので、
SPレイアウトを厳密に要求しているAuro-3Dを手本とした。
特に、2層のスピーカーと1層のスピーカーの上下の関係
これは、鉄骨がむき出しの部屋なので比較的楽に達成できた。
この段階で、10点が30点にupした
step2 1層みなおし
家と同じように、低層からしっかり組み立てることを考え、1層をスピーカー構成、位置を、見直した。
サラウンドバックとセンターの合計3スピーカーが、フロントLRと違和感があったので、違和感のない
モデルにリプレースした。
サラウンドバックを、キャバスの小型スピーカーに、センターSPを自作(と言ってもキット)SPに代えた.
これに合わせて、セッティング位置を好ましい場所に変更
ルームアコースティックトリートメントもみつめなおし、アブフューザーやデフューザーの位置や角度の微調整、
吸音材調整なども行った。
これで 40点にupした
step3 2層,3層みなおし
2層3層5.1chをリプレースする。いま、この段階にいる.
ついでに、アトモスでしかつかわない 1層(Fw) スピーカーも同じ機種にしてしまう計画。
暫定段階ではあるがKEF をいれた現在、50点にupした。
だいたい、60点はとらないと、試験には合格しないものだ。
合格には、まだ距離がある。
あと10点は上げたい。
# 問題を出すのも、回答するのも、僕自身なのだけれど。