マルチチャネルの、二層を構成するスピーカー。

ぱっと思い浮かぶのは、キャバス、ギャロ、KEF。日本だと、TADもしくはパイオニア。

ギャロは、確かスコットランドに本社があったと思う。いまは僕が思っていたスピーカーを作らなくなったようだ。
除外。

キャバスは、フランスのメーカーだ。眼玉の形でスフィアという同軸4wayのものが日本にも入っていた。
これ。


実物は巨大だ。ウーハの直径は55cmで、全体の大きさはその倍の直径で、巨大な球体だ。
 いまでも、この会社のSPはフランスでよく見かける。この会社、政界財界に顔が聞くのか、フランス唯一の空母に納品したり、ルノーのカタログにもメーカーオプションで掲載される.ポルシェだとブーメスターのステレオをオプションで選択できるが、フランスのそれ版だ。レクサスも、アキュフェーズが選べると面白いと思うな。

 なお、現在、キャバスは日本に入っていない。別にフランスで買えばよいのだが、とにかく、この目玉はおおきいし天吊もできぬ。小さい同軸2wayのスピーカーも出ているが、B&W 802のような形でウーハもついていてダサい。眼玉ではないが、小さいスピーカーもあるので、こんど聞きにいってみよう。

KEFは、2wayの同軸だけのモデルがある。
日本でも海外でも、どこでも売っているし手軽な値段で候補だけど、やたらに同じような機種が多く、それぞれの違いがよくわからぬ。ツィータの素材も公表されていないので、買ってみて音が気に食わないという結果になるのが怖いので、ひとまず除外する。

TADも、必ずウーハがついているので、だめだった。
TADの技術を利用したと思われるパイオニアは、もう会社がない。当然スピーカーは作っていないので、これまたボツだ。

 

結局、全部ダメ。

 しいて言えば、パイオニアの新古品とか、中古でも良い状態のものがあれば、少しづつ入手して数が揃ったところでインストールする、という手はある。

 

でも、僕には時間がない。そんな悠長に構えてはいられないのだ。今年中には、一式、設置まで終えるという目標をかかげているのだから。

 

それに、そのほかにも、マルチチャネルSPとして満たすべき条件もあった。

 

それも考える必要がある。