最初のブログから、マルチチャンネル再生による、プログレッブロックをいろいろなソースや聞き方で試して、それを記録してゆこうと思った。

それがこのblogを開設した理由なのじゃが。。

再生のための中核をなす肝心の、アンプが初期不良で交換作業の過程にある。
だから記事なんて書けない。

だからまずは、なんでこんなことを始めようと思ったか、備忘もかねて書き連ねてみる。

もともと、いままではパイオニアのLX-SC901というアンプをホームシアターアンプの中核として使っていた。MCACCという、ルームコレクションは素晴らしい出来で、まったく満足して使っていた。
不調なんぞ一度もなく特に買い換える理由もなかった。

BDやSACDなど、音だけのマルチチャネルソースというものは、きわめて少数だが昔から出ていて、その音を、パイオニアのアンプで再生してかなり満足していた。昨年までは、だ。

今年に入り、Genelecという世界的なスピーカーメーカーの赤坂にある日本法人のデモルームで、Auro-3Dという方式で初めて音を聞いた。マランツの最高峰セパレートAVアンプで駆動されたSPで構成されていた。正確な配置になっているようので、何チャンネルか聞くのを忘れたが、位相はそろっていて気持ち良い。ヘッドホンで聞いている感じであった。可能性を感じた。

Auro-3Dは、SP構成が3層(ウーハ層を入れると4層)に論理的に分けられているのが特徴だ。
もっとも普及しているATMOS、DTS-X、NHKの22.2は、2層であり、最上位層がない。

3層構造なのは、ほかにはITU-R Pure Researchがあるが、名の通り、Pure Researchであり、商用フォーマットではない。

それからはAuro-3Dが気になって、いろいろ調べた。
ひとまず、アンプを導入して、まずは自分で試してみるのが一番である。

そこでこの5月、Denon AVC-A1Hを導入した。

奥行きがでかい。重い。

こんなものを一人でかついで手が滑ったら大けがする。

 

これをラックの上位段に入れるために、ウィンチを使った。

 

音出しをしたら、このアンプ、HDMIが不調で、ソースを認識するのに10分かかる。

wowwow onlineを観ようとしてアンプをonしても、なかなか絵が出ないのだ。
音でも同じことで10分かかる。BDで、第一楽章を再生するまでに10分まつ。
BDプレーヤーはそんなことはお構いなく再生が進む。
ようやく再生がはじまったとしても、また音が止まる。
第二楽章を認識するのにまた10分かかるのだ。

最初、まさかアンプが原因とは思わなかった。
アンプの電源とプレーヤーの電源の順番をあれこれ変えてみた。
プレーヤーを変え、HDMIケーブルを変え試した。
ノイズシールドのためにケーブルを銅線で巻きアースした。
AC安定化電源を入れた。
アンプをファクトリーリセットした。

ここまで行うのに3週間かかった。
かなり大変な作業量だ。
が、症状は変わらぬ。

こうした作業はユーザは自分で行う責務がある。
機械であるかぎり、初期不良も故障も、起こることだから、
これは理解しないといけない。
ここまでやってようやく、アンプが悪い、と言えるのである。

結局、新品と入れ替えになって、メーカーの人が来てくれたが、
その新品も現場でトラブル発生し交換できず、今にいたっている。

次の新品を手配するには、一定の時間もかかるし、こんどはメーカー側でもしっかり
チェックしてから持ってきてくれるので、時間がかかるのは仕方ない。

メーカーを陥れようとしているのではない。
むしろ、サポートは販売店も含め、とてもよかった。
丁寧な対応だったし安心感もあった。感謝している。