烏骨鶏を飼育した経験がない人の中には「鶏は不衛生でニオウ」と思い込んでいる人もいるだろう。
しかし、匂いの原因は鶏小屋の清掃頻度が少なくフンの始末を怠っていることにより鶏舎自体が発生源となっているか、
魚粉入りの餌に水分が混じり、独特の匂いが発生しているかに大別される。
鶏の身体からは全く嫌なニオイを発することがなく、完全な無臭に近い上に、なぜだかほんのり花の香りのような芳香を漂わせている。
もちろん、シャンプーをした後の1週間は羽根全体から爽やかなシャンプーの香りを発するのだが、
普段からほぼ無臭。ほんの少しだけ独自の可憐な香りを身にまとっていることには驚きを隠せない。
筆者は、これまでに犬猫、ウサギ、モルモット、ハムスター、インコ、コウモリ、亀、昆虫類、魚類など様々な生き物を飼育してきたが、人を含めすべての生き物には体臭があり、それは決して心地よい匂いではなく、対策を施さなければ衛生的と言えない悪臭要因ともいえた。
雑食種である烏骨鶏が類を見ない程に無臭なのは、おそらく排泄物と共に臭いの素を排出しているからではないかと考えている。
他の生き物や鳥類に比べて糞の量が多く、匂いが強い場合があることにも合点がいく。
さぁ!そうと分かればもぅ遠慮はいらない!
乙女のモフモフに思う存分頬ずりし、思いきり深呼吸して、肺の奥底までその麗しい芳香な
「シルキースメル」を満喫しようではないか!
このように五感をフルに働かせ、その甘く切ないひと時を一度でも体験してしまったなら、
もう烏骨鶏なしの生活には戻れまい。
辛いことがあった時、悲しいことがあった時、思わず若鶏な乙女たちに助けを求め、
心の拠り所として駆け込みたくなることだろう。
大丈夫。彼女たちはいつでも無邪気にアナタを迎え入れる。
彼女たちが「薬鳥」と呼ばれる所以は、
あらゆる生き物の卵の中で唯一DHAを含むアルカリ性食品、
各種成人病、婦人病などに効果を表すと言われる摩訶不思議な鶏卵や、
滋養強壮を高め、病に効果があると言われる血肉だけではない。
世の中にはまだ知られていないが、
アニマルセラピーの立役者として人の心を穏やかにし、優しく健やかな気持ちへ導く効果があるに違いない。
マーベラス、ウコッケイ!
You are my life,You are our best partner!!