こんばんは。お疲れ様です。
 
「競馬が無観客開催になってしまい、残念なことがひとつ」
「なんだい?」
「“オレッチ”の愛称で親しまれているオーロアドーネのレースを現地観戦できなくて」
「デビュー勝ちしたバヌーシーの馬だよな」
「僕、オレッチが当歳のときに見ているんです。牧場さんを見学させていただきました」
「そうなんだ。どんな感じだった?」
「同い年の馬よりもひと回り大きな馬だと思いました。人にも慣れていて」
「そりゃ牧場の方は毎日面倒を見るんだから」
「それが僕がいても面白そうに近寄ってくるんです。動くと一緒についてきましたね」
「もう母馬と離れていた?」
「いや、まだ母馬と一緒に放牧されていました。母馬は怖かったですよ」
「お前がなんかやったのか?」
「柵越しにオレッチ目の前で見ていた時に、母馬がぬうっと近づいてきたかと思ったら威嚇されました!」
「おお、それはまた」
「ほかにも子馬はいたし、少し離れたところに移動したんです」
「ふうん」
「そしたらオレッチがチラッと母馬のほうを見てから僕のほうに歩いてきたんです」
「母馬は追いかけてきた?」
「もう知らん顔していました」
「オレッチは?」
「僕の顔をじいーっと見たら、戻っていきました」
「『誰だ、オマエ?』とか思われてただろうな」
「まあそういうこともあり、またその後も牧場さんがSNSを利用してオレッチの日常のエピソードを紹介されていましたから、注目していました」
「バヌーシーから募集されたんだな。動画も出ていたね」
「行ったことがあるところだし、もう感動ものでした」
「出資しようとは思わなかったの?」
「もちろん検討はしたんですが、すでに3つも入会していたから見送ったんです」
「去年4つ目に入会したのにな」
「去年はまとまった配当がある年でしたからね。余裕がありました」
「オーロアドーネは2月2日の府中でデビュー戦だったな。観に行ったんだろうな?」
「それが観に行っていないんですよ。行けなかったんで」
「何してたんだよ?」
「京都に行っていました。ディアンドルのシルクロードSの口取りに当たっていたので」
「いつも競争倍率の高いシルクの口取り応募だが、当たったのか!」
「もちろん口取り外れたら、オレッチ応援に府中に行くつもりでしたけどね」
「今となっては言い訳に過ぎんな。レースの頃はどこにいたの?」
「藤森神社を参拝した後で墨染駅にいました」
「強い勝ち方だったよな」
「マイル戦だったけど余裕ある勝ちっぷりでした。距離伸びても大丈夫と思いました」
「今回は弥生賞に出走するんだな」
「初戦はマーフィーで今回は皇成。負傷療養明けなのが心配です」
「通用するだろうか?」
「腕試しの一戦の位置づけでしょう。勝たない限り、皐月賞出走のないダービー路線ではないかとみているんです」
「オーナーがバヌーシーで去年オークスも勝っているし、ダービー目標か」
「僕は牧場で見せていただいた子馬がダービーに出たら不覚にも泣いてしまいますよ」
「大げさだなあ」
「いや、すでにオレッチが重賞に出るという時点で感動始まっています」
「そういうものか」
「だから、初戦は現地にいなかったし今回こそ現地観戦したかったんですけどね・・・」
 
オーロアドーネ、頑張れ!
初戦はどちらかというと母サラファンの血統からのスピードをみた思いです。
2ハロン伸びる今回で父エピファネイアの底力が出ないかと期待しています。
 
僕の出資馬は、今週は金曜の川崎、土曜の中山・中京で出走します。
中山3Rでは、組み合わせを替えての愛馬対決となっています。
 
 
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。