今日は、「夏の一日、親子でリフレッシュ」という日帰り旅行に参加しました。
バスでフェリー乗り場まで行って、そこからフェリーで宗像大島に渡り、
海水浴etcを1日楽しむという企画でしたが。リフレッシュできたかどうか。
むーきんぐは、「海水浴もできるけど、海で泳ぐ?」という問いに、
「うみにははいらない!」
「さめがいるから。」
と言って最初から海に入ることを頑なに拒否していました。
海には入らないつもりで、バケツや砂遊びセットを持参しました。
(念のためむーきんぐの水着は持参)
バスで神湊フェリー乗り場へ行ってそこからフェリーで宗像大島に渡ります。
われわれの乗船するフェリーが大島から戻ってきました。
フェリーに乗るのは、2度目のむーきんぐ。張り切って乗車。
(1回目は昨年夏の桜島フェリーです。)
(1回目は昨年夏の桜島フェリーです。)
2階の屋外席に座って出発を待っている間、1Fに独りで降りていったりと、船内をふらふらしていたむーきんぐ。
2回目に戻ってきたときには、泣きながら乗務員のおじさんに抱っこされていました。
どうやら1Fで迷子になったらしいです。(船内はそんなに広くないのに。)
25分ほどで宗像大島に到着、フェリーターミナルにあるレストランで昼食をとって、
「うみんぐ大島」へ向かいました。
フェリー乗り場から15分くらいのところにうみんぐ大島はありました。
私たちは、「海中観察」「磯観察」「ビーチコーミング(貝殻でフォトフレームを作る)」
に参加する予定だったのですが、
「海中観察」「磯観察」はやっていない日だということで、「ビーチコーミング(貝殻でフォトフレームを作る)」だけやりました。
入館料が600円、ビーチコーミングが500円です。
貝殻だけでなく、毛糸やビーズ、スパンコールなんかもありました。
磯遊びをするためにうみんぐを出発しました。
木工用ボンドが乾いていないので、フォトフレームは私が右手に載せて移動します。
行くときに小さな魚がたくさん群れていた、道路の下の海岸に下りてみることにしました。
鉄製のはしごが途中から錆びて朽ちかけていて下りるときにちょっと怖かったです。
むーきんぐもかなり怖がっていましたが、とにかく降りなければ海で遊べないので、
なんとか降りてきました。
空も海も真っ青の快晴です!
家の近くの海浜公園では海になかなか入ろうとしなかったむーきんぐですが、
自分から海に入っていきました。
上の道路から見えていたのは「フグ」の群れでした!
むーきんぐが海に入ると、フグたちはささっとみんなで逃げていくのですが、
どうしてもこの場所が好きらしく、また戻ってきます。
私が写真を採っている間、むーきんぐは海中から気になる石を拾ったり、
すきなことをしています。
意外な速さで動く巻貝に足が見えました。
むーきんぐは自分でスコップに乗せて観察していました。
ヤドカリは怖くなかったようです。
捕まえたヤドカリをもって帰るといって騒ぐんじゃないかと心配していましたが、
「うみににがす!」と言い出しました。
海面から露出した岩の上に2匹並べて置いていたら、
いつの間にか姿を消していました。
ときどき「ポーッ!」という汽笛を鳴らしながら、港に入る前のフェリーが見えます。
やどかりを並べているときに、とっても小さなフグの赤ちゃんが足元をたくさん泳いでいるのを見て、空いたバケツでさっと2度ほどすくってみたところ、1匹バケツに入りました!!
むーきんぐは、自分の手の上に乗せてよく見てみたいらしく、「おかあさん!とって!」
と言いました。
私も手のひらに捕獲しようとしたのですが×!
むーきんぐはあきらめきれないようで、「てにもつ!!」と言って、
バケツの中に手をつっ込んでいましたが、フグの稚魚はと~っても素早いのでギブアップ。
フグの稚魚もバケツから海へ放してやりました。(これもむーきんぐが自主的に放流。珍しい。)
砂遊びをするために砂浜に移動することにしました。
例の梯子を慎重に上ります。
自分の荷物は全部置いて先に登ったむーきんぐは、わざと知らんふりして、荷物を何度ももって上るわたしを無視。
こっちは暑いし、思いしひぃひぃ言っているのに、まったく視線を合わせません。
まぁ、親が親だから、仕方ないか……と諦めました。
砂浜を目指して歩きはじめてしばらくすると、また海岸へ降りる階段を発見。
近くには漁船も停泊していました。
とにかく降りてみようと意見が一致。
むーきんぐ「なんかくさいね。」
魚の死骸が近くにあったので、ここは臭いです。
なんかいないかなぁと散策していたところ、うごめく黒いものを発見!
つみあげると、反対に指を挟まれ、
「いてててて!むーきんぐ、早くバケツちょうだい!」
4センチほどの黒いカニを捕まえました。
ふと見た海中に「あれ?」と思うものが。
これはめったにないチャンス!と思ってナマコを捕まえることにしたのですが、
直に手で捕る勇気がなくて、最初、棒を探しました。
手ごろな棒を海岸で拾ってきたのですが、途中で手を放したために、深い海のほうへ流れていってしまいました。
仕方なく覚悟を決めて海に入り、素手でナマコを捕まえて、バケツの中へ。
ナマコってふにゃ~、だら~って感じだと思っていたのですが、
捕まえてみると以外に表面が固いんです。
かなり一生懸命ナマコを見ていたむーきんぐ。
自分ではなかなか触る勇気の出ないむーきんぐの「おかあさん、もってよ!」
とのリクエストに応えます。こっちも勇気が要ります。
指でちょこちょこつついていたむきんぐでしたが、意を決したようです。
ナマコも海に放しましたが、他の生きもののようにさっさと逃げません。
ナマコはいつまでも同じような場所で波に揺られていましたよ。
「カニははさまれないようにせなかからつかめばいいんだよ。」などと、
知ったふうな口ぶりのむーきんぐでしたが、やはりはさまれるのが怖いらしく、
バケツから放流することに。
バケツから滑り落ちたカニは、急いで砂の中にもぐりこんでいきました。
むーきんぐが砂遊びをしたいと言い出したので、元の道への戻りました。
早くボンドが乾くように放たらかしにしておいたフォトフレームもずいぶんボンドが透明になっていました。
ここで、うみんぐでシーカヤック体験に参加していた同行の人達と合流し、
一緒に海水浴場に行くことにしました。
かんす海水浴場までは1km弱。
島らしいのどかな風景が広がります。
お天気がよくって真っ青な空でしたが、それでもなんとなく空きの訪れを感じました。
「うみにははいらない!」と決め込んでいたむーきんぐでしたが、
海で楽しそうに泳ぐ人達を見て海に入ることになりました。
最初は恐る恐るといった感じでしたが、浅いことがわかると、だんだん大胆に!
海の中は気持ちいいようです。
威勢よくバタ足!
早く泳げるようになるといいね。
むーきんぐは海で泳がないだろうと思っていたので、私は水着を持参していなかったため、
むーきんぐは浅瀬でちょろちょろして海水浴を終えることになりました。
ここまでだと、とっても楽しい海の1日だったように思えるでしょう。
がしかし、
遊び足らないらしく、「さきにいってていいよ。あとでくるから!」などとのたまう始末。
さすがに海中に放っておくわけにも行かないので、説得してシャワーに連れて行き、着替えさせました。
むーきんぐはしぶしぶ応じたものの、納得していません。
砂遊びをすると言い出しました。
フェリー乗り場には16時に集合しなければならず、時間は残っていないので、勿論むーきんぐの主張は却下です。
それから、「すなあそびをする!!」と言って動かなくなり、
放っておいて先に行こうとすると、ぎゃーぎゃー泣いて私の行く手を阻みます。
これがフェリー乗り場まで続きました。
「砂遊びをするはずの時間に、自分は海水浴をしていたから、砂遊びをする時間はない」
という事実をむーきにぐはわかっていません。
フェリーでは寝入っていましたが、バスに戻るとまたギャーギャー泣き叫びはじめ、
楽しかった海の1日のはずが、「終わり悪ければ、全て悪し」で、盛り下がって終わってしまったのです。
「夏の一日、親子でリフレッシュ」どころではありませんでした。
こんな調子だと、本当にむーきんぐとお出かけしたくなくなります。
魚 (小学館の図鑑NEO)