今日は仕事がお休みで、午前中にお掃除とかサササッと済ませて、いざ!映画館へ…
そう、今日は、待ちに待った?!この映画の封切り日だったのです!
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【作品紹介】木村拓哉と綾瀬はるかの共演で、織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年を記念して製作された歴史大作。映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督を務め、「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太が脚本を手がけた。美濃の斎藤道三を北大路欣也が演じる他、信長の父・織田信秀を本田博太郎、丹羽長秀を橋本じゅん、木下藤吉郎(羽柴秀吉)を音尾琢真、明智光秀を宮沢氷魚、徳川家康を斎藤工、濃姫の侍女で献身的に彼女に尽くす各務野に水谷美紀、濃姫の護身役で陰に陽に彼女を見守る福富平太郎貞家に伊藤英明など、意外なキャスティングが見られるところにも注目。
【あらすじ】
格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれる尾張の織田信長(木村拓哉)は、敵対する隣国・美濃の斎藤道三(北大路欣也)の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚する。信長は嫁いで来た濃姫を尊大な態度で迎え、勝ち気な濃姫も臆さぬ物言いで信長に対抗。最悪な出会いを果たした2人は、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態にあった。そんなある日、濃姫の祖国美濃で内乱が起こり、兄の手によって父が命を落とす。自身の存在意義を失い自害しようとする彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長もまた、尾張に攻め込んできた今川義元の大軍によって窮地に立たされ、圧倒的な戦力差に絶望しそうになるが、濃姫の言葉に励まされ、2人は共に戦術を練って桶狭間の激戦に奇跡的な勝利を収める。これをきっかけに芽生えた絆はさらに強くなり、いつしか天下統一が2人の夢となる。しかし、戦に次ぐ戦の中で、信長は非情な"魔王"へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦なく〈本能寺〉へと向かっていく。"魔王"と恐れられた信長と、"蝶"のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた2人が見ていた"本当の夢"とはーー。
これが
「令和の時代劇」!?
今年の大河ドラマ『どうする家康』もそうだけれど(まあ、脚本家が同じ古沢良太だから…σ^_^;)、たぶん「もともとの時代劇ファン」には物足りないだろうし、「こんなの時代劇じゃない!」とお怒りの方もいるかもしれない…σ(^_^;)
でも、たぶんね…
「時代劇」にあまり興味ない…というか、観たこともない!?という人には、恰好の「時代劇入門」?!になるし、「時代劇もけっこう面白いじゃん!?」となるんじゃないかな?
というか、それが狙い?!( ̄▽ ̄;)
そもそも、かつての(昭和の?!)「時代劇」だって、そんなに時代考証バッチリで史実に忠実!?に描いていたわけではないですよね…
黄門さまは「諸国漫遊」なんかしないし、「遠山の金さん」は江戸の街中で桜吹雪の刺青なんか見せたりしないし…(若い頃にグレていたのは本当らしいけど…^^;)
登場する庶民だって、結婚した女性は歯に「おはぐろ」をしていなければいけないし、農民から町民まであんなに綺麗に髷を結っていたわけでもないし…
でも、それじゃあお話にならないし、女性の「
おはぐろ」なんて見て気持ちいいものじゃないし!
時代考証なんて、あまりにも酷いものでなければ(それだって、最初に断っておけば別にいいと思うし!)、適当でいいと思うんですよね。(←いいのか?!^^;)
歴史学者じゃないんだから、別にその時代の「真の姿」を見たいわけではなく、その時代の「何か」を通して「人間として大切な何か」や「人間としての普遍的な何か」について考えたり、時には「今」と違う世界での荒唐無稽な話を純粋に楽しんだり…あるいは、時に人間の在り方や自分の生き方を見直したりすることこそ、「時代劇」を書いたり読んだり、また映画や演劇やアニメなどに描いたりしてそれを楽しむものなんじゃないでしょうか…
(例えば『忠臣蔵』では「忠義」とは何か?について自分なりに考えるきっかけとなったり、『水戸黄門』では庶民を苦しめる役人や殿様をスカッと成敗してくれる存在に、普段の仕事の憂さを晴らすとか…?)
なので、ぶっちゃけ「時代考証」なんてある程度のものでいいし!?
「史実」にだってそこまで忠実に従うこともないと思うんですよ!
(いいのか?!そこまで言って…^^;)
そもそもその「史実」でさえ、「諸説あります」の一つに過ぎないことが多いんだし、所詮は「解釈」の一つに過ぎないんだから…
(タイムマシンで本当に見に行くことができない限り!?)
むしろ、大切なのは、「歴史」にあまり興味のない人たちが歴史に興味を持ってくれることであり、そこから、「人間」について…あるいは「時代と人間」について考えるきっかけにしてくれたりすることなんじゃないか…
などと考えるわけでありまして…σ(^_^;)
ということで、この『レジェンド&バタフライ』も、時代背景なんかすっ飛ばして(たぶん信長の事績についてはある程度みんな知っているだろう…との前提なのでしょうが…σ^_^;)、その時その時の、「人間」としての信長や濃姫の気持ちや生き方について読み取ってほしいと思うし、さすがのキムタクと綾瀬はるかはそこをしっかりと表現しきっていると思うので、ぜひそれを見てほしい!
はい、ということで、私はこの映画、とっても楽しめました!
特に最後はね、もう号泣…
ただ、やっぱり信長の生涯と、天下統一に向けての主な動きについてはある程度「予習」あるいは「復習」をしておいた方がいいと思います。(^^;;
(例えば、次の年表を参考にしてください…^^;)
【織田信長の生涯】
1534(天文3):1歳 誕生
1546(天文15):13歳 元服し三郎信長と名乗る
1549(天文18):17歳 濃姫と結婚
1552(天文21):19歳 父・信秀の他界により家督を継ぐ
1559(永禄2):25歳 尾張国を統一
1560(永禄3):27歳 桶狭間の戦いで今川義元を討つ
1567(永禄10):34歳 斎藤龍興(濃姫の兄)を討ち稲葉山城へ入場→岐阜と改める
1568(永禄11):35歳 上洛→足利義昭を室町幕府第15代将軍にする
1570(元亀元年):37歳 姉川の戦いで浅井・朝倉連合軍を破る
1571(元亀2):38歳 延暦寺焼き討ち
1572(元亀3):39歳 三方ヶ原の戦いで武田信玄に惨敗
1573(元亀4):40歳 足利義昭を京都から追放 →室町幕府滅亡
1575(天正3):42歳 長篠の戦いで武田勝頼を破る
1576(天正4):43歳 安土城の築城
1582(天正10):49歳 本能寺の変→自害
さすがに17歳…という設定はキツかったですが、でもやんちゃな仕草とか表情とか…それなりに!?ちゃんと「少年」ぽく見えますし、さすがキムタクです!(^^;;
ここでは、あくまでも「人間・信長」が描かれていて、そこに綾瀬はるか演じる凛々しくて強い…でも根っこのところでは、信長に愛されたいと願う(でもそれを正直に言えない)一人の女性としての濃姫がどう絡んでくるのか…
この映画はそれを、日本人なら誰もが知っているであろう?!「桶狭間の戦い」とか「本能寺の変」とかを通して描く、究極の戦国ラブストーリー!?
なのだと、私は了解し、その線で観たら本当に笑って泣けて楽しめる、素敵な映画でした!
※ヨシベエのオススメ度…4
5 必見です‼︎
4 お薦めです!
3 良かったです
2 アレレ? もう一つでした
1 私はお薦めしません
※『アレレの映画メモランダム/休日は映画の気分』という映画ブログを書いていらっしゃるトシさんのオススメ度を拝借しました!
トシさん、ありがとうございます!ヽ(;▽;)
※トシさんのブログはこちら↓
https://ameblo.jp/toshi-film/