大阪秋の陣③『バイ・バイ・バーディー』2022/11/05ソワレ | ヨシベエの観劇感激日記

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ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。



マチネで新歌舞伎座の『ジャージー・ボーイズ』を観劇後、すぐに森ノ宮ピロティ・ホールに移動して、17:30からのこのミュージカルバイ・バイ・バーディ』を観ました。おねがい

 


(この記事の続きです↓)



といっても、『ジャージー・ボーイズ』観劇前に軽いブランチしか食べていなかったのでお腹が空き…

かといってガッツリ晩御飯を食べるには早すぎるので、会場近くにあったモス・バーガーに入って軽食を!ウインク



うん、やっぱりモスバーガーのポテトは美味い!爆笑

(息子くんはハンバーガーセットで、ハンバーガーも食べてました…若い!^^;)


↑↓ 夕暮れ時の森ノ宮ピロティ・ホール




【作品紹介】
一度聴いたら忘れられない!キャッチーな楽曲に彩られ、キュートでパワフル、底抜けにハッピーなコメディ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」。本作が誕生した当時、アメリカ中を熱狂の渦に巻き込んでいたキング・オブ・ロックことエルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て作られたこのミュージカルは、ブロードウェイでロングランヒットの大好評を博しました。
そして、1961年にミュージカル作品賞をはじめとするトニー賞を受賞するなど観客を沸かせ、その後、1963年には映画化、2009年にはブロードウェイ再上陸を果たすなど、長らく愛されている作品です。


あらすじ
物語の舞台は1960年代のアメリカ。
若くして音楽会社を立ち上げたアルバート・ピーターソン(長野博)は窮地に立たされていた。アメリカ中、いや世界中の女性の心を鷲掴みにして虜にしているスーパーロックスターでクライアントのコンラッド・バーディー(松下優也)が召集令状を受けたというのだ!スーパースターの徴兵とあっては、会社が立ち行かなくなってしまう…。アルバートの恋人であり秘書でもあるローズ・アルバレス(霧矢大夢)は、入隊前最後の曲<ワン・ラスト・キス>を作り、発売企画としてラッキーな女の子一人にバーディーの「ラスト・キス」をプレゼントする、という破天荒なアイデアを思いつき、さっそくオハイオののどかな町に暮らす少女、キム(日高麻鈴)ラッキーな少女として選ばれた!
キスの企画に反対するキムのボーイフレンド・ヒューゴ(寺西拓人)をはじめ、父ハリー(今井清隆)、母ドリス(樹里咲穂)、弟ランドルフ(内海啓貴)、友人アーシュラ(敷村珠夕)…と、小さな町に大スターがやってくることで上を下への大騒ぎ!
一方、アルバートとローズは、そろそろ結婚を、という考えはあるものの、母親のメイ(田中利花)をなかなか説得できない超マザコンのアルバートに、ローズはやきもき。
果たして、<ワン・ラスト・キス>企画は成功するのか!?そして、アルバートとローズの恋の行方はいかに!?
(以上、公式サイトより,若干の改変)



いや、もう何とも賑やかで楽しいミュージカル…( ̄▽ ̄;)


たまには?!こんなにハチャメチャで頭空っぽにして観られる舞台もいいですね!ウインク(←褒めてます!^^;)



一応、深読み込み?!して考えるとしたら、この舞台のテーマは「親離れ・子離れ」ということであり、「子ども」の立場からしたら「大人になるとは?!」ということなのかな…σ(^_^;)


それまで「アイドル」に夢中だった女の子が、ボーイフレンドができてアイドルの追っかけをやめようとするっていうのは、「夢見る乙女」から現実の異性に惹かれる「大人の女」になろうとしているっていうことなのかな?

また、いい歳をした「大人」が、いくつになっても母親の支配から逃れられないというのは、「大人」というのは実際の年齢とは関係ない!っていうことを言いたいのかな?(^^;;


ま、いろんな「親子」が出てきていろんな「大人」も出てきますが、それぞれが抱えている問題を思いっきりカリカチュアライズさせてあくまでもコメディとして描いているのがいいですね〜!爆笑



◆長野博さん…アルバート

長野博さんって、あのV6の長野博さんですよね?
かつてウルトラマンティガをやられていた、あの長野博さんですよね?

それが、あんなへなちょこで優柔不断で超がつくマザコンの役をあんなにどハマりな感じで演じられるなんて…(^^;;

いや、もうピッタリで…

なんなら、あまりにも哀れでかわいそうで庇ってあげたくなる?!( ̄▽ ̄;)

ローズ(ロージー)が、なんだかんだ言いながら見捨てられない気持ちもわかる?!(⌒-⌒; )


実年齢がもう50歳になられるそうですが、とてもそうは見えませんね!(^^;;

なかなかお芝居も上手いし、歌もまあまあ?!
これからもちょっと見てみたいな〜と思わせる役者振りでした!ウインク


◆霧矢大夢さん(きりやん)…ローズ(ロージー)

いや、最初誰だかわからなくて…アセアセ

あの綺麗で歌の上手い人は誰?!

って思ってたら、きりやんだった!ポーン

いやもう、めっちゃ歌が上手くて(だからソロ曲が多かった?というわけではないと思いますが…σ^_^;)、スタイルも抜群で、ダンスもキレッキレで…

いや、ほんと、出て来るたびに目が離せくって…爆笑


歌って踊ってる途中で、スカートの部分を取っ払ってスラッと細いお御足を見せてさらに踊りまくる…というシーンがあったんですが、「何このスタイルの良さ…!ラブとマジでドキドキしちゃいました…(^◇^;)



◆松下優也くん…コンラッド・バーディー

この人も、最初誰がやっているのかわかりませんでした…(^^;;

髪型がまさに鶏のトサカのような?!エルビス・プレスリー!

カッコつける仕草や雰囲気も、いかにもロック・スター!?という感じで…(⌒-⌒; )

でも、歌も上手いし、誰がやっているんだろう…
と気になって気になって…   

1幕が終わってすぐにスマホの電源入れてチェックしたら、まさかの優也くん?!煽り

いや、私の中の優也くんは、もっとこう…憂いがあってどこか儚げで優しい…って、どんなイメージ?!( ̄▽ ̄;)

(私の中のベストは、美弥るりかさん主演のミュージカル『ヴェラキッカ』のシオン役と、ドラマ『アシガール』の兄上様役なんですよね…^^;)


いや、こんな役もできるのね…(⌒-⌒; )

でも、役として結局は引き立て役?!みたいな感じで、あんまり美味しくない役だったかも?!

アイドル全盛期に「兵役」で2年間も芸能界から離れないといけない悲哀や葛藤なんかにもう少し焦点を当ててくれても良かったのにな…
(最近では韓国のBTSにそんな話題がありましたよね…)


田中利花さん…アルバートの母親・メイ

誰かと思ったら、ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』で印象的なアブエラおばあちゃんを演っておられた方ではないですか!ラブ

あの優しさの固まりのようなおばあちゃんが、この舞台では派手で自己チューで嫌味ったらしくて、30過ぎた息子をいまだに「坊や」なんて呼んじゃう…
(でもどこか憎めない?^^;)キャラを演じちゃうなんて、ほんと役者って怖い!(^^;;



日高麻鈴ちゃん…キム

ふんわりスカートにポニーテールって、1960年代アメリカのティーンエイジャーの定番スタイル?!
とってよく似合って、可愛かったです!ラブ

バーディーに夢中なところも、ヒューゴという彼氏ができてバーディーから「卒業」しようとするところも、とにかく可愛い!ウインク

びっくりしたのが、その声のかわいらしさと同時に、伸びのある本当に豊かな発声爆笑
ステージの大きさに負けていない、よく通る声で、歌でも10代の若さや伸びやかさを表現していたように思いました。おねがい
(次の『ロミオ&ジュリエット』ジュリエット役もいけるんじゃない?!と勝手に思って見てました…^^;)



◆樹里咲穂さん…キムのママのドリス

今回は樹里さんにしては大人しい感じの役?!(^^;;

(だから、最初やっぱり樹里さんだとわかりませんでした…σ^_^;)

でも、地に足のついたしっかりとした演技と歌で、ふわふわしがちな舞台?!(特に夫のハリー役の今井清隆さんとか息子のランドルフ役の内海啓貴さんとかキムのボーイフレンドのヒューゴ役の寺西拓人くんとか…いや、あくまでもホメテるんですよー!^^;)を引き締めてくれていました!ウインク

ああ、でももっと樹里さんの歌を聴きたかったなあ〜!チュー



◆今井清隆さん…キムのパパのハリー

さすがキーヨのお茶目っぷりとほんわかさ、そして何より体全体を共鳴板にしているような素敵な歌声で会場全体を魅了してくれました!爆笑

もちろん、シリアスで強面?!の役もできるし、最近増えたと思われるちょっとギャグっぽいコメディテイストの役も何でもこなせるキーヨ!ラブ

とにかくキーヨが出ていたら安心!って感じ?

特に若手が中心の舞台で、キーヨさんや樹里さんなんかの実力派の役者さんたちが脇を固めてくれていたら、絶対に舞台が引き締まりますよね!

なので、若手中心の面白そうな舞台を観るか観まいか迷う時は、脇を固める共演者の顔ぶれを見て決めることにしています。
(あと、アンサンブルさんの顔ぶれも!)

今回は、まさにそのキーヨに、樹里さんに、きりやんに、田中利花さん!

これで面白くないはずがない!
と思って観劇を決めたんですが、やはり私のカン?!は間違ってなかった!ウインク


いやほんと、楽しかったです!デレデレ

(結末はね…ちょっと時代錯誤的かな…とも思いましたけどね!σ^_^;)


↑ 晩御飯は、ホテルの近くの居酒屋で!


↑ これ、全部お通し!

(写真撮る前にもうだいぶ食べちゃってますが…^^;)


↑ 右上のが、牛すじ肉と豆腐の煮込み


これも優しいお味で、関西の薄味文化こそ私の味のルーツだなと再確認!?(^з^)-☆


↑ サーモンのお造り


↑ 大阪名物の串揚げ!


カラッと揚がっていて、本当に美味しかったです!ラブ


↑ フワトロ卵焼き


いやほんと、フワッとして中がトロッとして、味もほんのり付いていて、とても上品で優しいお味でした!爆笑