4月1日、年度初めの景気付けに!?仕事帰りに観て来ました!
(仕事は午前中に片がついたことだしね…)
今年のアカデミー賞作品賞と、助演男優賞・脚色賞の3冠に輝いた『Coda コーダ あいのうた』ーー
それを記念して、急遽上映が決まったようです。
特に「作品賞」って…
「感動的な良い作品」ってことよね?!
と、ついつい興味を惹かれましてね…σ(^_^;)
【作品紹介】
聴こえない家族の「通訳」係だった少女の知られざる歌声。それはやがて家族の夢となるーー(公式サイトより)テレビシリーズ「ロック&キー」などで注目の集まるエミリア・ジョーンズがルビー役を演じ、「愛は静けさの中に」のオスカー女優マーリー・マトリンら、実際に聴覚障害のある俳優たちがルビーの家族を演じた。監督は「タルーラ 彼女たちの事情」のシアン・ヘダー。タイトルの「CODA(コーダ)」は、「Children of Deaf Adults=“耳の聴こえない両親に育てられた子ども”」のこと。2022年・第94回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞の3部門にノミネートされ、同3部門を受賞。ルビーの父親フランク役を務めたトロイ・コッツァーは、男性のろう者の俳優で初のオスカー受賞者になった。(映画.comより)
【あらすじ】
海の町でやさしい両親(トロイ・コッツァー&マーリー・マトリン)と兄(ダニエル・デュラント)と暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となり「通訳」を務めていたルビーは、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、密かに憧れていた同級生のマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生(エウジェニオ・ダーベス)は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。(公式サイトを加工)
本当に、優しい優しい映画でした…
家族といっても、結局は一人一人の人間!?
それぞれの夢や人生を大切にし、希望を持って生きていく権利がある!?
家族だからと言って、親が我が子を自分の思い通りにしようとしたり、期待と依存を履き違えたり、あるいは愛という名の下に相手を束縛しようとしたり…
これって、どんな親子にもよくあることですよね?
この映画の親子は、両親ともに(そして兄も)耳が聞こえないというある意味特殊な環境にあり、だからこそ家族の中でただ一人耳が聞こえ、「健聴者」との会話を通訳することができるルビーに依存し、頼りにしてしまうという状況になってしまったわけですが…
でも、どんな親子にだってそれぞれ特殊な事情がある(家が貧しいから進学させてやれないとか、長男だから跡を継げとか、一人娘だから「嫁」にはやれないとか…?!)わけで、だから、このお話はけっして「特殊な家族」の話ではなく、あなたの話でもあり、私の話でもあるんだと…
そんな風に言われているような気がしました。
大事なのは、どんな事情があるにせよ!?親子であろうと夫婦であろうと恋人や友達同士であろうと、相手をいかに思いやれるか、ということ?!
相手を縛ったり依存したりするのでなく、いかに相手の想いや気持ちを思いやり、そして相手の人生を大切にできるか…
それこそが真の絆であり、たとえどんなに遠く離れて暮らすことになったとしても、そんなことは関係ないんだよね…
遠く離れて暮らす二人の娘たち(息子も一時遠く離れていたな…)のことを思い、また彼や彼女たちを送り出した日のことを思い出しながら、最後は泣きながら観ていました。
でも、それはきっと幸せな涙なんだろうな…
などと感傷にふけるだけではやっぱりダメで!(汗)
この映画では一方で、やっぱり「障害者差別」の問題や、障害者が自立して生きていく方策についての提起もしっかりとなされていて、全ての人間が自由に幸福に、共存して生きていける社会にするには?!
という問題を全世界の人に向けて投げかけているようにも思いました。
私的には、最後の音楽の先生とルビーの両親との「会話」の場面がものすごく胸に刺さりました。
本当に、最後に温かくてちょっぴり切なくて、そして優しい気持ちになれる、そんな素敵な映画でした。
(個人的には?!)音楽の先生の熱い熱い「合唱」指導の場面なんかも見ものだし!?
ぜひぜひ、機会があればいろんな人に観てほしいなあ〜!
↑ 映画鑑賞前、軽く腹ごしらえのつもりで食べたフルーツサンド・セット
意外にガッツリ食べ応えがあって、ちょっとお腹いっぱいに…
眠くならなきゃいいな…とちょっと心配でしたが、眠気を吹き飛ばすような映画の内容だったので!?それは大丈夫でした!
↑ 映画鑑賞後はやっぱりミスドで!
コーヒーおかわり自由って、やっぱりいいですよね〜♪
(結局お代わりはしなかったけど…σ^_^;)
↑ こんな「予告」もありました!
春馬くん…
映画館でまた君に会いたいな…