観れました!ヽ(;▽;)ノ
「平日の昼間」の公演なんで、絶対無理かな…と、当初は諦めていたんですけどね…
午後から臨時のイベントが入って私の出番は特にない!?
となったら、速攻でチケットゲット!
(その辺の経緯?については、よろしかったらこちらの記事をどうぞ↓)
今日は朝からソワソワし…
いつになく手際良く!?午前中の仕事を片付け、午後から休みをいただいて近くのファミレスへ!(^^;;
そこでランチをいただきながらのスマホ観劇!
(今日から県内の「緊急事態宣言」も解除され、久々の外食ランチです…^^;)
↑ ランチメニューのキーマカレーセット
もちろん、ドリンクバー付き!
↑ 食後のデザートにベイクト・チーズケーキとカプチーノ
美味しいもの食べながら大好きな宝塚を観劇できるなんて、これはひょっとして映画館でのライブビューイング以上に良いかも?!
…なんて思ったりしましたが、やっぱり大画面で観る迫力には敵わないし、それ以上に、劇場でのナマの観劇に勝るものはないなと、あらためて思ったりしました。(^^;;
うん、それでもやっぱり、なかなか劇場や映画館にさえ行けない人もたくさんいるだろうから、こういうライブ配信はやっぱりありがたいです!ヽ(;▽;)
さてさて、まずは第1幕の『桜嵐記』ーー
やっぱり名作です!
「南北朝時代」の歴史をきちんと押さえた上で、それが日本史上、武家政権と天皇中心の公家政権との相剋という「大きな歴史の流れ」の中にきちんと位置付けられているところ!
「天皇中心の公家政権」なんて、所詮は「古代の亡霊」に過ぎないわけで、それを強引に再興しようなんて、歴史の流れに逆らう「無謀」な行為に過ぎなかったわけで…(~_~;)
かつて(戦前)は、そういう「天皇中心の世の中」の再興を夢見た後醍醐天皇に最後まで忠誠を尽くして戦った楠木正成・正行父子を「英雄視」する見方もありましたが、この作品はそれとも違い、後醍醐天皇も、それに逆らって武家政権を復活させた足利尊氏も、どちらも客観視しながら、それこそ「大きな歴史の流れ」の中にそれぞれの人生を浮かび上がらせ、その生き様や死に様を描こうとする…
たまきちくん演じる楠木正行は、まさに「負ける」と分かっている戦い…あるいは「大きな歴史の流れ」の中では所詮消え去る運命に身を任せ、そこに己の命を精一杯燃やし尽くそうとする…
ある意味、滅びの美学!?
その姿があまりに美しく、そして儚く、切なくて…
もうもう、最後は号泣していました…
(ベイクト・チーズケーキを食べながら、思いっきり嗚咽を漏らし、鼻を啜り上げる怪しい客…)
たまきちくんがね、本当に美しくて…
彼(←^^;)にはやっぱり「華」があるし、全てを包み込むおおらかさと潔さが「楠木正行」というストイックな人物像とものすごくマッチして、存在感がハンパなかったような気がします。
月城かなとさん演じる弟の楠木正儀には、たまきちくんの正行とは真逆の明るさ・やんちゃさが溢れていて、やっぱり惹きつけられました。
そして…
最後の最後に、その圧倒的な歌唱力と、父親の後醍醐天皇のために命を落とした全ての人間への思いを歌に込めることでこの作品を見事に締めてくれた、ありちゃん(暁千星さん)演じる後村上天皇に魂の全てを持っていかれました!
ああ、もうやっぱり観て良かった!ヽ(;▽;)ノ
第2幕のショー『Dream Chaser』は、一転してひたすら明るく、時に俗物的で!?(一人の女を2人の男が奪い合うとか?^^;)、そしてひたすらカッコよく、そして麗しく…
こんなに夢と希望に満ち溢れたショーって、そんなに観たことないかも…?!(^^;;
みんなで明るく元気に、このサヨナラ公演で宝塚を卒業していくたまきちくんとさくらちゃんたちを送り出してあげようという組子さんたちの思いや熱意がビシバシ伝わってくるようで、私まで夢と希望と元気をもらえたような気がしました。
最後の方で歌われた「The Way We Were」(ですよね?σ^_^;)ーー
これ、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの映画『追憶』のテーマソングですよね?
この映画大好きで、若い頃!?に観て号泣した記憶が…(^^;;
いや〜!
月組さんたちの「思い出」に対する想いがそこに凝縮されているようで、またまた胸が熱くなる…
いや、本当に良いショーだったし、1幕と2幕のコントラストがはっきりしていて、「サヨナラ公演」としても本当に素晴らしい構成と演出であったような気がしました。
良いもの見せてくれて、本当にありがとうございました!ヽ(;▽;)ノ
ああ、でもやっぱりできれば大劇場で…
せめて映画館の大スクリーンで観たかったな…