何処へ行く?! | ヨシベエの観劇感激日記

ヨシベエの観劇感激日記

ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。


この演目、前からとっても気になっていて…


Quo vadis, Domine?

(主よ、どちらへ行きたもう?)


とは?


ローマ帝国にキリスト教を広めようとしていたペテロ(キリストの第1の弟子にして初代ローマ教皇)が、悪名高い?!皇帝ネロの迫害に会い、命からがらローマの街を脱出してアッピア街道を南に向かって歩いていたところ、まさにペテロが逃げていこうとした方向から(すでに十字架にかかって死んだはずの)イエスが歩いて来て、ローマに向かおうとしている…

驚いたペテロが足を止め、思わずイエスに呼びかけた。

“Quo vadis, Domine?”(「主よ、どちらへ行きたもう?」)とーー

そしたら、イエスは答えた。

「ローマへ」

ペテロは慌ててイエスを引き止めようとします。

「いけません!今、ローマに行けば、捕まって殺されてしまいます!」とーー

すると、イエスは静かにこう答えます。

「だから、私は行くのです。もう一度十字架にかかるためにーー」

ペテロはハッとして、多くのキリスト教徒を見捨てて一人逃げようとした自分を恥じ、再びローマに引き返し、ネロに囚われて処刑されるーー

その時、ペテロはイエスと同じ十字架の刑では主に対して恐れ多い、もっと厳しいやり方で処刑してほしいと願い出て、普通の十字架の刑よりもっと苦しい「逆さ十字の刑」で処刑されることになります。

(…って、だいたいこんな感じ?😅  うろ覚えの適当でスミマセン…あせる


現在バチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂の正面入り口の扉に、その様子が浮き彫りで描かれています。

私が初めてそれを見たのはもうウン十年前?!になりますが、「何でわざわざ自らそんな苦しい目に?!」と思いましたが、それこそが、キリスト教における「殉教」の精神というか、そもそもイエスは全人類の罪を背負って死ぬことで、罪深い人類を救おうとしたのだという「贖罪」の考えを体現しているのかな…?!


私はキリスト教徒ではないし、むしろキリスト教はあまり好きではない方なのですが、こういう「自己犠牲的」なところは、実際にはなかなか難しいゆえに、惹かれるところがあります。


これ、原作は小説だそうで、すでに映画化もされています。

その映画のDVDも持っていて、観たい観たいと思いつつ、なかなか時間が取れなかったんですが、そうこうしている間にその原作をミュージカル化している!という話を聞き、今度再演があればぜひ観に行きたいとずっと思っていたのです…照れ


この度、「主役」のマルクスを演じられる松原剛志さんとのご縁で、この舞台を観ることができ、ありがたさと、「縁」というものの大切さを噛み締めています。 



今日届いたそのチケットーー


今回は、関東在住の可愛いお友達との一緒の観劇で、それもまた大きな楽しみの一つです。ウインク

誰かと感動を分かち合えるって、それだけで素敵なことですよね…爆笑


さて、実際の舞台はどんな風なのか…

もし時間があれば!?「予習」のために映画のDVD(今度こそ!?^^; )観ておこうかな…😅