ロッテン祭り②くるみちゃんポーシャがついに激白!問題 | ヨシベエの観劇感激日記

ヨシベエの観劇感激日記

ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。

ミュージカル『サムシング・ロッテン』大阪公演での大千秋楽…

東京公演の千秋楽もかなりのはじけっぷりだったみたいですが(観たかったなあ〜!えーん)、やっぱり「大千秋楽」ならではの興奮って、多分役者さんたちにもあるんでしょうね…(これで「演り納め」っていう?!^^; )

(前回の「ロッテン祭り①」はこちら )


元基くんナイジェルの可愛い恋人ポーシャを演じる清水くるみちゃんも、大千秋楽ならでは!?のノリで、かなり弾けまくっておられました…ウインク




①「シェイクス…ピアッ!」のセリフの時、いつも以上に「お釣り」が多かった問題

いや、これは東京公演の頃からだんだん激しさが増していってるなあ〜とは思っていましたが、大阪に来てから特に!?シェークスピア役の西川貴教さんも負けじと、その前の「ポーーー!シャ!」のところでくるみちゃんの顔面に向かって唾を飛ばしていて?!それに応える形でくるみちゃんもそれ以上にやり返す!っていう応酬がエスカレートしていってたみたいで…ポーン

憧れのシェークスピアが今自分の目の前にいる…なおかつ、自分の名前を呼んでくれて(笑)、「素敵な名前だね」とまで言ってくれる…ラブ

それで興奮しないファンはいないでしょう?!

そんな「ファン心理」を巧みに表現した!?くるみちゃんの「シェイクス…ピアッ!」


ああ、もう最高です!酔っ払い

少々の「お釣り」がなんですか!?

それに耐えてこそ「僕がウィル!」「みんなに愛されている!」天下のシェークスピアではありませんか!笑い泣き


いやいや、まさに西川さんシェークスピアは、そこんところもアドリブを交えてうまくかわしていましたね!

さすが天才西川貴教パイセンは天才の気持ちがよくわかる!?チュー

あの「唾の応酬」(笑)のシーン、私はむしろどこか突き抜けたような清々しささえ感じました!デレデレ



②ポーシャの「ボトムを叩きのめす!」問題

くるみちゃんポーシャが酔っ払っちゃって、厳格な清教徒のお父さんに連れて帰られるシーンーー

その直前、お父さんは娘を「堕落」させた元基くんナイジェルに対し、「二度と娘に近づくな!その時は叩きのめすぞ!!」みたいなことを言うわけですが、それを受けて、くるみちゃんポーシャがナイジェルに向かって言うセリフがこれ、「ボトムを叩きのめす!」


って、確かにね、なんか違和感があったんですよ!

単にお父さんの言葉を面白がって反復しているのかな…などと思ってみたりもしたんですが…


そういえば、この日のマチネだったかな?

ポーシャのセリフが違ってましたよね?

お父さんに引っ張って行かれながらナイジェルを指差し、「あ、最後の秘密兵器だ!」ってみたいな…?

(セリフはかなりうろ覚えで、正確ではありません!雰囲気でお楽しみください…σ^_^; )

これは、その前のシェークスピアがナイジェルに久しぶりに再会して挨拶を交わすシーンで、「最後の秘密兵器、ナイジェルくんだね〜!」みたいなことを言ったことを受けていますよね?

この時、「あれ?いつもと違うぞ!」と思ったんですが、これはこれで、ナイジェルくんの「本質」をズバっと言い当てていて、ポーシャもそれを認めている!ってことかな?って思えて良かったんですけどね…


ところが、このソワレの大千秋楽公演では、この時くるみちゃん、「ボトムを叩きのめす!」って言ったあと、「というのが私のセリフなんですけどね…」って言って芝居をやめ…


「アメリカではボトムというのは『股間』っていう意味で、すっごい受けてたらしいよ!」って…ポーン

「私はいつもスベってたけど…」

って…


いや、くるみちゃん、それは貴女のせいではないですから!チーン

そんなアメリカンジョーク!?私ら知らないから!滝汗


「最後だから言っておきたくて…」

って、そうでしょうそうでしょう!

ていうか、早く教えてくれたら良かったのに〜!(←って、だれが?^^; )


まあ、「翻訳もの」の難しさですよね…真顔


ミュージカルネタに関しては、監督の福田さんがかなりうまく、日本のミュージカルファンの実態?やその想いに沿った形で盛り込んでくれていたから、ものすごくわかりやすいし共感できるものが多かったと思うんですけどね。

「言葉」自体の置き換えには、やっぱり難しいところがあるんだなあ〜って、外国の作品を日本で上演する難しさみたいなものをあらためて感じました。


でも、作品自体はとても日本人の心情にも合致して日本で受け入れやすいものになっていて、なおかつ「BW版」の味やその良さもしっかりと保っているという点で、福田雄一監督、(少なくともこの作品では!?)すごいな〜って思いました。


ああ、マジで再演してほしいな…