なっちゃんの12歳の誕生日プレゼントとして我が家にやってきた
ジャンガリアンハムスターのくーちゃんが、
昨日、1年7か月の短い生涯を閉じました。
ジャンガリアンの寿命は2年程度とのことなので、ちょっと早逝です。

年明け後から急に老け込んだ印象で、
動きも食欲も鈍くなっていたのですが、
前日の7日はまったく巣から出てこなくって、眠り姫状態。
私がケージのそばで「くーちゃん」と呼ぶと、
面倒くさそうに顔をちょこんとのぞかせてはいたので、
大丈夫かな、と思っていたのだけど、
夕方、よたよたと出てきたくーちゃんを手に取ると、
びっくりするくらいに体温が低下していました。

慌てて、手のひらで包んで温めてあげると、
私の手の中で丸くなって、ぺた~として。
普段は絶対に手の上でじっとする子ではないので、
もうこれはいよいよだ、と覚悟はしたのですが、
翌朝、ケージを覗くと冷たくなっていました。

今思うと、前日の夕方、私の呼びかけに応えて出てきたのは、
本当に最後の気力を振り絞っていたのだろうと思います。
ペットショップで出会った時には、生まれて2週間だったくーちゃん、
普通は人間の手のひらは怖がるそうなのですが、
初めから人懐っこく載ってくるような子で、
それが可愛くて我が家に迎えたんだけど、
最期までくーちゃんは私たちにかまってもらうのが好きだったんだね。
なっちゃんもくーちゃんを手のひらで慈しむ時間をもらえたおかげで、
悲しいけれど、ちょっとだけ充実感があるみたいです。

もう少し早く、体温の低下に気づいてあげられれば、
もしかしたら、もう少し長生きできたのかもしれない。
何かの命を失った時には、いつも後悔がつきまとうね。はあ。

毎日なっちゃんはお風呂に入る前にくーちゃんの世話をしていたので、
昨日の夜も「くーちゃんにエサあげなちゃ♪あっ・・・」ってなっちゃって、
私も昨日一日、何回もからっぽのケージを覗いたことを告白して、
二人で抱き合って泣いちゃいました。
1年半、我が家の日常だったくーちゃんがいなくなったことを受け止めるのには、
もうちょっと時間がかかりそうです。

くーちゃん。
あなたと過ごした1年半、楽しかったよ。
最期に手のひらで触れ合えて、本当によかったよ。
気力を振り絞ってくれてありがとうね。
requiescat in pace