12/1 13時半から乳腺外科の予約が入っていたので、日曜は熱が下がっていたし、

「出社して、昼休み休憩と合わせて中抜けしよう」なんて思っていたけど、

日曜夜にロキソニンを飲まずに寝たら、

明け方4時にひどい頭痛と発熱(この時点では37.4度)で起きてしまい、

結局会社は休んで午前中は寝ていた。

出掛ける前には薬が効いていたのか、36.4度だったのでほっと一安心。

時間通りに乳腺外科の受付を済ませたが、どうやら特別枠での予約だったようで、

掲示板に先生の名前が無い。

ほどなく看護師さんが私のもとに来て「〇番のお部屋でお呼びしますね」と。

で、〇番で呼ばれて部屋に入ると、土曜日に付き添ってくれた看護師さんがいた!

「一昨日は本当にお世話になりました」と一礼ができてよかった。

 

今日は初見の先生で、「少し傷口広げて膿を出しますね」とおっしゃる。

そして私は診察台に広げられた防水シート?の上に仰向けになると、

生検の時と同様に乳房に麻酔の注射を打たれた。

で、先生「あ、メスください」

うわ~、メスで切られちゃうのか、私の傷口。

と、受付で私の前に現れた看護師さんがひょいと顔を出して、

「先生、私入りましょうか?」「あ、お願いしようかな、ペアンある?」と。

この看護師さんは器械出しの看護師さんだったのかしら?

で、ペアンって止血の時に使うやつだっけ? 大丈夫か、私の乳房…

麻酔が効いているので痛みは全くないけど、膿を絞り出されている感覚はあった。

「傷口の穴にガーゼを押し込んでいるので、明日まではこのままにしておいてください。

 シャワーはしてもいいけど、傷口には水が掛からないようにね。

 それで、明日の夜はガーゼを交換して、傷口はシャワーで濯いでください。

 明後日主治医の先生に診てもらいましょう」

この時から穴にガーゼを押し込んでいるって表現が気になったのだけど、

翌日ガーゼ交換の際に驚きの真意を知ることになる。

 

この日の晩は、傷口に水が掛からないようにシャワーをするって難しいな、と思いながら、

ビニール袋を左胸に貼ってシャワーをした。

穴に押し込まれているガーゼは血で染まっている感じ。

乳房の腫れが昨日よりもさらに治まって、ここを切除したんだなぁってこそげた感が出てきた。

全体的に黒かった範囲も一回り小さくなって、色も薄くなった気がする。

見た目はまだグロいけど、確実に快方に向かっていると思う。

 

11/29 朝一番の診察に間に合うように家を出る。

起きた時に体温を測ったら36.7度だったので、平熱より少し高めだった。

病院に着いて乳腺外科の受付に予約票を提出すると、

「乳腺外科の外来は本日はやっていないのですが…」と訝しがられたので、

「昨夜、夜間救急にお電話で問い合わせをして、心配なら来るように言われたので」と説明すると、

カルテにその旨が記載されていたようで、「少々お待ちください」と誰かを呼びに行った。

現れたのは看護師さんで、いつも説明を受ける部屋に通されて問診を受ける。

念のためそこでも体温を測るが、なんと37度。

「歩いてきたから上がっているのかも知れませんね」ってことで、

しばらくしてからまた測るが、今度は37.4度。

そして最終的には38.5度まで上がってしまった。

結局、発熱しているのでどこにも行けず、そのまま待つこと2時間くらいしたところで、

入院した時に回診に来てくれた先生チームにいた若い先生が来た。

「発熱しているので、インフル・コロナの検査をさせていただきますね」と

おなじみの鼻からの検査をされてから、昨夜からの状態を説明する。

この先生も「え?茶色ですか?」とビックリした感じだった。

茶色の浸潤液ってヤバいのだろうか?

先生は部屋から出ていくと、電話で相談している風だった。

「申し訳ないのですが僕では処置ができなくて、

 処置できる先生が来れるのが13時半なんですが、今日はお時間大丈夫ですか?」

熱も出ているし、このまま帰るわけにもいかないし、幸いインフル・コロナは陰性だったので、

昼ご飯を食べに部屋から出て、また戻ってくることになった。

 

さすがに38度以上の熱が出ている状態だと、めっきり元気がなくなってしまったが、

何とか昼ご飯を食べて乳腺外科に戻ったのが13時すぎ。

「ちょっと早いのですが、できれば横になりたいです」と伝え、

保健室みたいな感じのところで横にならせてもらった。少し楽になった。

13時半過ぎに現れた処置のできる先生=回診チームのリーダーみたいな先生だった。

午前中の血液検査で、白血球と好中球の値が高かったので、

創部感染からの発熱で間違いないと思いますとのこと。

私の乳房を見て「これは辛かったでしょう」といいながら、

ステリストリップを全部外して、乳房から浸潤液を絞り出し始めた。かなり痛かった。

「傷口もちょっと開いているけど、この程度なら自然にくっつくので」と言われ、

滅菌ガーゼで蓋をして、帰宅してからも適宜ガーゼを取り換えるように言われた。

「抗生剤を出すので、それを1日4回飲んでもらえれば、

 入院して抗生剤打っているのと変わらないから」とのことで、7日分の抗生剤を処方された。

痛み止め兼解熱剤としてロキソニンと胃薬も出た。

「明後日の午後に予約入れますので、また来てください。おかしいと思ったら電話くださいね」

処置が終わったのが14時すぎ。

9時半くらいからずっと同じ看護師さんが私に付いていてくれた。

途中で水も買ってきてくれたり、飛び込みの患者だったのに親身になってくれてありがたかった。

本当にお世話になりました。

 

29日から3日間は、ロキソニンを飲んでいると熱は37度以下に下がったが、やめるとまた熱が上がる。

左の乳房もなんとなく痛くなるので、ロキソニンは朝晩の2回飲むことにした。

傷口のガーゼは1日3回取り換えた。相変わらず赤茶色っぽい液が出ているのが確認できる。

娘がバイト先で怪我をしたときに買って残っていた滅菌パッドを当て、

病院で買ってきた折り紙くらいの大きさのガーゼ3枚を4つ折りにしてカバーしていたけど、

タンクトップのパッドにまで染み出る時もあった。

私は発熱に弱くて食欲がなくなってしまうので、土日は夫に全てをお願いして寝ていた。

夫に家事能力があって本当に良かった。

29日はさすがにお風呂には入らず、濡れタオルで体を拭くだけにした。

30日は翌日会社に行けるかも?と思っていたので、

傷口は石鹸では洗わずに、先生の指示通りシャワーで洗い流すようにした。

1センチくらいの涙型の傷口で、確かにこれなら自然にくっつきそう。

創部の周りの腫れも治まってきていて、切除してこそげたんだなってわかるようになってきた。

全体的に黒かった乳房も気持ち薄くなったような感じ。

11/27 昨日から湯舟に浸かってもいいと言われていたので、

久しぶりにのんびりとお湯につかって温まる。

これから本格的に寒くなるから、お風呂に浸かれるようになってよかったなぁ。

で、バスタオルで体を拭くときに気が付いた。

術後はがれるまでそのままにしておくように言われているステリストリップの

真ん中(下から4~5番目)が剥がれたみたいだ。

いや、よく見ると肌に馴染むようなオレンジ色?ピンク色?に染まっている。

何で? 傷口が開いた?

でもほかに特段の変化がないので、この日はそのまま寝る。

 

11/28 お風呂椅子に座って体を石鹸で洗い、シャワーですすぎ終わって、

最後にもう一度湯舟に浸かろうを思って立ち上がろうとした瞬間、

床にぽたぽたと赤茶色の液体がこぼれたのを発見。

まるで生理初日の古い血液みたいな赤茶色で、でも水気の多いさらさらした感じの液体。

私はとうに閉経しているので、え?これ、どこから?と思った直後、

左胸の乳首を伝ってまたポタリと滴った。

「うわ~~~! 血が出た!!」と思わず叫んでしまう。

その声に驚いて娘が風呂場に駆け付けてくれる。

とりあえず、床の液をシャワーで流し、自分の胸も洗い流してみる。

赤茶色の液は止まらない。

さらさらしているから、洗い流さずに止まるのを待った方がいいのかも。

体感5分ぐらい、液が止まるのを待っていた。

娘にキッチンペーパーを持ってきてもらい、乳房を抑える。

みるみる赤茶色に染まるが何とか止まったようだ。

大きな絆創膏でとりあえず創部を塞ぐ。

これって救急車案件なんだろうか? 不安でたまらない。

娘が「#7119して聞いてみたら?」と提案してくれた。

もう23時を過ぎていたので、それが最善策かと思い電話してみる。

自動音声が流れ「治療中のことについてはお答えできません」と言われる。

確かに、治療中については病院に連絡すべきだよね。

大学病院のHPを検索して、夜間救急の電話番号を見つける。

患者番号を伝えて、現状を話すと、当直の先生に繋いでくれた。

「お風呂に入っていたら、茶色の血みたいなものが出たんですけど…」

「え? 茶色ですか?」

「はい、古い血みたいな赤茶色の、さらさらした感じのです。5分くらいで止まったみたいなんですが」

「…ちょっと外科の先生にも聞いてみるので、お待ちください」

少ししてまた同じ先生が「深刻な状態ではないと思うのですが、心配なら明日外来を受診してください」

乳腺外科は土曜日はやってないと思うけど、いいのかな?と思いつつ、電話を切った。

とりあえず明日、朝イチで受診できるように病院に行こうと決めた。

乳房はなんとなく左下が腫れている気がする。大事にならないといいけど…。