お客様から頂いた貴重なご質問「買う側が混乱するような似た製品を作った意図」は!? | シルクふぁみりぃブログ

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どうぞ、よろしくお願い致します。

 

昨日ですが、こんなメールを頂きました。

読ませていただき、あまりに「的を得た」的確なご質問に是非詳しくお聞きしたくてお電話をさせていただきました。

 

いただいたメールはこちらです。

 

前略 いつもお世話になっております。

ナイトケアとして諏訪繭腹巻を、目だけ出るような形でかぶって寝ています。
伸縮性が丁度よく、朝までズレたり髪が中で遊ぶこともほとんどなく、快適です。
今使っているのは2代目です。
次はゴールデンシルク ケアウォーマー ロングサイズを同じ目的で使ってみたいと思っていますが、いつも欠品中でやっと入荷して買おうと思ってもすでに売り切れで、買えずじまいでいます。
ただ、こちらはズレや中で髪が遊びそうだな‥という懸念があるのですが、どうでしょうか?

さて、本題です。
新製品のゴールデンシルク ヘアケアロングキャップは、ゴールデンシルク ケアウォーマー ロングサイズと何がどう違うのか、着用感や生産方法、工場、買う側が混乱するような似た製品を作った意図など、出来るだけ詳細に教えてください。
 

 

諏訪繭腹巻をヘアケアにお使いになるって、すごくイイなぁって思いました。

確かにそれが一番、ズレが無いかと思います。

 

ゴールデンシルクケアウォーマーは、諏訪繭腹巻に準じるくらいで、割とフィットします。

でも、今回出る「ゴールデンシルク ヘアケアロングキャップ」はゆったり目なので、少し工夫が必要な方もおられるかも知れません。

 

右下矢印私がズバリ「的を得た」ご質問というのはこちらです。

 

買う側が混乱するような似た製品を作った意図など、出来るだけ詳細に教えてください。

 

私も、新製品を作るときに常に上記のことが心配なのですガーン

 

鋭いご質問です。

まったく、私自身思っていることなので「やっぱり、そうですよね〜!!」という気持でお電話させていただいたのです。

 

出来るだけ詳細にということで、お電話でお話しさせていただきました。

ホントに長くなりましたが、理由を長々とお伝えしたのです。

とってもよくご理解くださって、優しい方で楽しくお話しできました♪

そして、彼女のお答えは意外でした。

 

「桐生さん、そんな理由があるなら、それをブログに書いてください!!

 そんな大変な思いをしながら作ってくれていたこと!

 知ったうえで大切に使いたいじゃないですか」

 

「え、こんなこと書くのはどうかなって思っていました」

 

「大切なのは『〇〇が出来ました!』だけじゃなくて、その製品が出来ない理由や、

 なぜ同じような製品を作っているのか?そんなことを知りたいのですよ!」

 

「そうなんですね ニコニコ それを伝えてくださってありがとうございます」

 

ということで、その製品ごとに理由があるのですが、今回はゴールデンシルク ケアウォーマーに特化して書かせてくださいね。

 

彼女にお電話でお話した内容です。

 

まず問題はゴールデンシルクの糸にあるのです。

この糸はセリシンが多く残っています。

美容や健康には良くても、編み上げる側から言えば大変な糸なのです。

「ゴールデンシルク ケアウォーマー」は、ホールガーメントの機械で編み上げています。

とっても繊細な機械で、サラッとした糸なのにセリシンがその糸から付着するのです。

セリシンは糊や水飴の感じで大変みたいです。

 

他のシルクでは全然大丈夫でも、ゴールデンシルクだけは針がセリシンで固まってしまって動かくなくなってしまうとのこと!!

 

その固まってしまった大量の針を洗ってもらうには、ホールガーメントの機械を販売している島精機に依頼しないとダメで、その費用が30万円なのだそうです。

30万円出して掃除をして、今はピカピカになったのですが、これを編み上げるとまた同様になってしまう……ガーン

つまり、いくら売れても赤字になるのではないでしょうか……!

 

でも入荷待ちのお客様登録が100人おられます。

それを彼に伝えると「それじゃ僕が毎日掃除をしながら編み上げます?」

そうも言ってくれました。

彼はとっても良い人で、ご要望があれば作りたいというタイプの人なのですが、私は伝えたのです。

 

「ありがとう。でも、そんなにまでして編まなくてもいいよ!」

 

そんな中、動画でもご紹介しましたがシルク毛布の工場の3代目「ケイト君」が糸も形も同じの製品を縫製で「ゴールデンシルク ヘアケアロングキャップ」として考えて試作してくれました。

 

ホールガーメントで作る元のウォーマーが、編み上がってくるかどうか?!

それは、今のところ彼次第ということになっております。

 

糸も形も同じで、ややこしい製品ですがそんな諸々の訳が「買う側が混乱するような似た製品を作った意図」のすべてなのです。

 

他の「買う側が混乱するような似た製品を作った意図」については「お安く良質の糸が入ったので!!」というのが一番多いかと思います。

 

また、ややこしい製品を作るときには是非理由も説明させていただきますね。

他にも色々ご意見をくださって、早速実行させていただくことも増えています。

(例えばショーツやスパッツの内側のクロッチ縫製部分画像を詳細にアップすること!)

 

本当にありがとうございます。

期せずして、ゴールデンシルクのセリシンの多さなどもお伝えできること嬉しいです。

 

どうぞ、これからも末永くよろしくお願いします。

いつもお読みくださってありがとうございます。

 

 

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