モノ作りにかけては世界的に有名な「東大阪」は奈良と大阪の県境で接している町です。
思ったよりも近くて、車で行けば数十分で着いてしまい、お約束の時間まで近くのホームセンターで時間を潰しておりました
こちらはリネン(麻)に特化した工場なのです。
「東大阪ブランド」という推進機構もあり、ここは認定されている工場でした。
まだお若い(40歳代)の社長さんがじっくり話してくださるのをお聞きしましたが感想は?
「やっぱり全然違う!!」という感覚でした。
何が、どこが違うのか?
端的に言って製品や機械に対する「思い」が違っていました!!
やはり「東大阪」のすごさは世界に知れ渡っていて、スマホのiphoneも東大阪が無かったらあのサイズにはできなかったという話を昔に聞きましたが、なるほどと頷けた次第です
いつも動画に出てくれている彼女と行ってきました。
写真の男性は、スタッフのお一人ですが背の高いイケメンでビックリ!!
(いえ、何もビックリする必要は無いのですが!)
糸の発注があれば、数日で色合わせもして撚りもかけて発送してくれるそうです。
こちらは撚り杢で、厳選した色の製品サンプルです。
在庫は全部この場所にあり、小ロットでも大ロットでも数日で編み上げの機械に合わせて撚ってくださるそうです。
こんな感じで、斜行が出ないか試作編みして確認するそうです。
天然繊維で製品を作る上で、困ったことがいくつかあります。
毛玉の多寡も大きいですが、斜行も本当に困っています。
特にリネンは基本的に生地に織り上げることが多いので、編むとほぼ必ず斜行するのです。
リネンの場合、それを止めるというのは並大抵のことではありません。
でも、彼は淡々と言われました。
「うちは、必ず斜行を止めます!それがうちの普通なんです」
そう言い切られた社長さん、お話をお聞きするのに必死で、お写真を撮れませんでしたが!!
彼は、また自社製品サイトも立ち上げていました。
工場の片隅に、とってもセンスのいいスタジオを自作されていました。
「ザ・アメリカン」って感じです。
100回洗ったら……!
150会洗ったら……!
新品と比べたら……!
このTシャツの、そんな生地見本がありました。
不思議なことに洗いの数が増えるほど、どんどん風合いが良くなって味が出てきていました。
少ししっかりした厚地で、メンズファッションに特化されているのです。
ちなみにネーミングは「ウルトラセブンTシャツ」みたいですね。
(今、HPを見ましたら書かれていました)
価格は 8,250円[税込]だそうです。
リネンなど麻の製品は「シルクふぁみりぃ」としては少ないのですが、これから少しずつ増えていくかも知れません。
こちらの社長さんって、ホントに写真を撮るのも忘れてしまうほど機械と製品に対する熱い思いを語ってくださったのですが、それが絵にも表れていました。
彼はアーティストで、そのへんの普通のボールペンで機械の絵を描くのが趣味だそうです。
社員一人ひとりの名刺に、素敵な機械達の絵が描かれていて、びっくりしたんです。
たくさんの名刺も展示してありましたが、撮影を忘れて見入ってしまいました。
そのスケッチの一部が額でスタジオにもありました。
絵から愛情が感じられて、見た目が機械に見えないのです。
でも、よ〜く見ると確かに機械です。
ご自分でも言われていましたが、彼の機械愛がすごく感じられた一昨日でした。
こんな工場とまたお付き合いで出来たら嬉しいですね。
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