またまた、生地が編みあがってきました。
今回2種類できてきたんですよ。
私の希望した生地と、ニッターさんおすすめの生地です。
サ、ザンネンなことに、私の選んだ糸で、彼が作った生地の方が断然よかったんですヾ( ´ー`)
1枚は内側絹、外側綿のふんわり生地です。
もう、1枚は内側絹、外側も絹、そして弾性糸をサンドして作った生地なんです。
後者が、すごく良かったです。
スベスベで気持ちがよくて、しっかりしていながら柔らかくて独特の風合いでした。
彼曰く「この弾性糸は、ふつうのはつかわず、ちょっと高いけどなめらかな仕上がりになる特別のをつかったねん」(素人の私には、よくわかりませんが、すごくいい感じなんです)
最初のふんわり生地は、ルームウェアにぴったりの感じでした。
とりあえず、今から肌着用の絹生地を編んでもらいます!
ルームウェア用は、また考える予定です(^-^*)
写真で、生地の柔らかさと絹の艶を感じていただけるかと思います。
私はチャレンジが好きです。
小さいときから、テレビで何か工作をしていたら、自分も同じものを作りたくなりました。
この糸だと、どんな生地が編めるのかな?こんなふうに組み合わせたら、どんな着心地かな?
興味は尽きません!!
中学生のころ、愛読の「手芸の友」という月刊誌の中のコラムでクッキーを作る話が出ていました。
まだ私の中学生のころは、家でお菓子を作るのは蒸しパンか、ホットケーキがせいぜいでした。
ちなみに、うちの母に作ってもらったお菓子は「泡雪寒」という寒天に卵の白身を泡立てたのを混ぜ込んだものだけでした。それも1回だけ。そのときの楽しみだったことは忘れません。
友人の家に行くと、そこのお母さんが蒸しパンを作ってくれました。
その蒸しパンのおいしかったこと!!ス、スゴイと感動したものです。
そんなわけで私は、雑誌て読んだクッキーを作りたくなりました。
バターの量がすごい、お砂糖も大さじ何杯も使い。
母親が留守の時じゃないと、きっと止められると勝手に判断しました。
何に使うのかわからなかった、誰も使ったことのないコンロ下の大きな四角い箱(オーブン)で焼くらしいとわかって、コックを持って開いてみました。
オーブンの奥に半分焦げた本が入っていました。
それは、なんと、オーブンを買ったときについてきたレシピ本でした。
母も何に使うのかなと、1度だけ火をつけたみたいです。
(レシピ本が入ったままで、それが焦げていることは誰も知りませんでした!)
焦げた部分をそっとめくりながら、忘れもしないお菓子の名前「ロックケーキ」←どうも、これがクッキーに一番近いみたいだ!
私はそう思って、その分量の材料を混ぜました。
計るものも無く、大さじ1杯はカレーを食べるときにスプーンに山盛り1杯と判断。
カップは小さいコップ。アーモンドは無いので、ピーナツを刻む。
ポトンポトンとバターを塗った天板にスプーンで落として、焼きました。
すると、その種は溶けて平たくなって、みんなつながってしまいました。
そして、香ばしいにおいを醸し出しながらきつね色に焼けてきました。
あわててオーブンから出すと、柔らかい1枚の板です。
必死でお好み焼きのこてで切りました。
四角いお煎餅のような薄いものができました。
あれれ、なんでかな?
そう思っていると、なんと母親が親戚のグルメなおじさんと帰ってきました。
「ええにおいしてるなぁ、何や~?」
「これ食べてみて~」
食べ歩きが趣味の、おじさんは一口食べて言いました。
「ゆみこ、これ、どこで買うてきたねん。もっと買うてこい」
1000円札を出しながら言いました!
柔らかかったお煎餅は、カリッと堅くなって、なんと今で言うツィールになっていました。
小さいコップで小麦粉を計り、バターとお砂糖はスプーンで山盛り何杯で計ったので、バターと砂糖が多くて小麦粉の少ない高級菓子になっていたのでした。
当時、高級なお菓子は梅田まで出て、ゴンチャロフなど有名店でしか買えなかったのです。
私が作ったと言うと、ものすごくびっくりされそうなので、私は思わず言ってしまいました。
「そこの浪速堂で買ったねん。もう買いに行くのいやや!これだけで終わりにしてぇ」
「あっこの浪速堂で、こんなおいしいお菓子売ってるのんか?」
それから、私の趣味がお菓子つくりになったことは言うまでもないことです(^-^*)