インスタントジョンソンじゃい、という有名な馬券師(芸人)がいるんですけど。
彼の理論には感心させられるものが多い。
馬券を買う時、普通は馬を見たり調教を見たり成績を見たりして買いますが。
彼は予想オッズを見て、まずは大局的に考える。荒れるか荒れないか。オッズが偏って、おかしなことになってないか。
彼は馬自体を相手にしていない。オッズに浮かれた回りの競馬ファンを相手にしている。競馬会に挑戦しているのではなく、回りの人たちと戦っている。
これは株式投資にも通じる話で。
決算がいいから、業績がいいからという理由だけで株式を買っていても一向に儲からない。不思議なほど、勝てない。
回りの人がどれだけ買っているか、買い過ぎていないか。まだ買っていなくてこれから買いが回ってくる銘柄はどれか。幅広く客観的に考えながら売買しないと、一向に成果は上がらない。
我々はただの投資家ですが。
実際に相場を動かしてるのは投機家さん。大きなお金を持った投機家さん。
一般投資家は大口投機家のおこぼれをもらっているに過ぎない。投機家さんのご機嫌を伺いながら、それに便乗してセコく売買を繰り返す。
投機家さんは株価を大きく上げたり、大きく下げたりして利ザヤを稼ぐ。弱気な人を動揺させて、投げ売りさせるのが大得意。株価が上がろうが下がろうがどっちでもいい。投機だから、自分たちが儲かればそれでいい。会社の行く末なんて考えてない。
個人投資家とかカッコよく言いますが、やってることは
結局全て投機なんですよ。
昨日上がった株が今日、理不尽に下がるのは、
老獪な投機家さんのせい。
アメリカ株が暴落したら、訳も分からず日本株も暴落する。
投資でも何でもなく、投機そのもの。丁半博打、ギャンブルそのもの。
アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく。
アメリカが風邪をひくと日本は死ぬ・・・かも知れない。
株式投資なんて遊び程度がちょうどいいですよ。上がったら儲けもん、下がっちゃったら塩漬けあるのみ。いちいち損切してたら投機家さんの思う壺。素人丸出し。
私はそんな感じで40年・・・。それでも結構、楽しいですよ。
ちょっとぐらい儲かればそれでいいのよ。人間、働くのが本分なんだから。
アメリカの雇用統計なんてどーでもいいじゃん。