みんな大好き「S&P500」は順調に上がり続けています。
新NISAになって新たに積立投資に参加した人は、その資産の増え方にびっくりされていることでしょう。
でも実態は、巷で言われてるようにエヌビディアなどごく一部の好業績株が、指数を無理やり引っ張り上げているにすぎません。「S&P490」くらいは、ほとんど上がっていないのです。
私の所有するアメリカ株を見てみると、それがはっきり分かります。コロナ渦で大損害を受けた業界は、まだまだ回復途上で一向に浮上しません。ホテル、レジャー、小売り、航空、クルーズとか。
そんな中、特に被害を被ってるのがこれ↓
株価はコロナ前の3分の1です。クルーズ船に乗って世界旅行に出かける富裕層が、実際はまだまだ増えていないのでしょう。思えばコロナの始まりは横浜に入港したダイヤモンド・プリンセス号でしたね。
日本で報道される訪日外国人数なんかを見てると、ここまでアメリカ景気が低迷してるとは想像できないのではないでしょうか?
でもこれが真実なのです。騙されてはいけません。事実、この株はコロナ後に買ったのですが、それでもまだ2000ドルくらいマイナスです。
例によって円安による為替差益があり、日本円で見るといくらかプラス。
それでも私は売りませんよ。外為で勝負しているわけではないので。買値26.5ドルを超えていかないと、私にとっては屈辱の損切になるのです。
ただの頑固者ですね。