国語の教科書②~ゼブラを求めて~ | 非常勤講師の遠吠え

国語の教科書②~ゼブラを求めて~

~前回のあらすじ~

生徒から「ゼブラ」という話を読んでみろと言われた私、しがない美術講師。
そこでさっそく私は「ゼブラ」を求め、長い旅にでる―。

 
さぁやってまいりましたのは書店、
家からの所要時間、20分足らずの書店でございます。

極度の面倒くさがりの私は店内をうろつくことなく
即行で店員のいるレジへ足を運ぶ。

「すいません、ゼブラって本、あります?」

黙ってパソコンに向かう店員さん。
その無愛想さに少々怒りを覚えつつも、ガマンガマン。

ゼブラーマンですか?」

パソコンのモニターには「ゼブラーマン」のコミック情報が。
ちげぇよ、マンはいらねぇよゼブラで打ち止めだっつーの。

「いや、ゼブラです」
「ゼブラーマンじゃなくって?」

私はそんなに哀川翔ファンに見えますか?

「ゼブラーマンじゃなくて、ただのゼブラです」

ゼブラーマンのせいでお互い無駄な時間を費やしてしまった。
少し恨むぜ、ゼブラーマン。

「いやぁ・・・すいません、ないですね」

あいも変わらずモニターにはゼブラーマン情報。
調べる気、あんのか?

もういいです、とレジを去る私。
人頼みはいけませんね、自分の足が全てです。
でも自分の足もくたびれたので、探すのやめました。

得た情報は、ゼブラーマンは五巻まででているという一点のみ。

・・・どうでもいい。
明日まで待てば、国語の先生に教科書をみせてもらえるんだから・・・。

結局何の利益も得られずに、そのままバイトに行きました。
ゼブラーマン、おそるべし。