歌妖曲～中川大志之丞変化～ 公式HP
(作・演出)倉持裕
(出演)中川大志 松井玲奈 福本雄樹 浅利陽介 中村中 山内圭哉 福田転球 池田成志
12月25日 新歌舞伎座
昭和歌謡版リチャード三世。
戦後の芸能界を君臨していた「鳴尾一族」
そんな鳴尾一族に、存在を闇に葬られた末っ子がいた。
ねじ曲がった四肢と醜く引きつった顔を持つ定（中川）
一族の汚れとして影の中で生き長らえてきた定は、闇医者の施術により絶世の美男子・桜木輝彦に変身を遂げ、チンピラ・徳田（浅利）と手を組み、同じく鳴尾家に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸（松井）と政略結婚し、自身の一族に対する愛の報復を始める。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」面白かったです。
その中で好演していた中川大志君。舞台をやると知ってチケット取りました。
1幕は池田成志さん、山内圭哉さん、福田転球さんのピンきりトリオにさんざん笑わせられました。
流石というか、仲がいいというか、もう爆笑の連続です。もちろんちゃんとしたお芝居もいいです。
2幕では愛と憎悪でめくるめく世界でした。
歌って踊って、アクションも、そして血に染まる。ノンストップで破滅へ。目が離せません。
中村中さんの歌、迫力あって良かったな。松井玲奈さんは悪の中にも可愛さがあって良かった。
中川大志vs池田成志、凄くて震えました。
中川大志君は同じ人だけど定と桜木を演じ分けして大変だったと思いますよ。
陰と陽、見た目はそうだけれどそれぞれ悲しく妖しく。
歌も踊りも素晴らしく圧巻でした。
私が観劇した日は大千秋楽。
カテコで1曲おまけに歌ってくれました。（ご本人も知らなくていきなりだったらしい）
ライブの様に盛り上がって楽しかった。
本格的は舞台は初だったそうで、挨拶で「また舞台がやりたい」って言ってましたね。
圭哉さんが「じゃあ、最初からやろうか？」って言ったら「嫌だあ！」って(笑)
いや～生大志カッコ良かったです。