炎です。
今日は私がブログ当番です。
今回の工場は、前回の出演者もいるので
比較的気心知れたメンバーです。


その人たちとは、
2013年に無隣館一期生の創作発表会で爆発的な面白さを誇っていた出演者だったり、
シルクで公演した「Mr.Fujino」と表裏で公演したもう一つの団体の出演者だったり、
2015年に無隣館二期生の創作を
手伝った時に座組にいた人だったり、
アゴラの事務所でパソコンに向かっていたら
「赤い鳥の居る風景」をみましたと話しかけてきた人だったり、
2017年に「こんこん/跡」の演出助手をした人だったり、
2019年にオーディションに来てくれた人だったり、
顔を上げるとあちこち色々なところで知り合った人が
自分の違う作品などを通して今この場に集まっていることに
なんだか表しようのない、変な感覚を覚えます。


私はわりと、青年団が持っている劇場、
アゴラの事務所にも入り浸っていて、
それには小さな理由があります。
青年団っていう所属人数が多いこの枠を取っ払って話すと、
その事務所の大きな机を挟んで、
関わっている外部の稽古現場の話や
青年団とは別に所属している劇団のあれこれ、
フェスティバルや助成金、
ヨーロッパの演出家のことだったり、
時にはあっこのあいだCM出てたねとか、
戯曲賞おめでとうとか、本作ったとか、
子育ての話とか、照明の種類とか、コーヒーがもうないとか、
私は他の演出家と芝居の演出についてとか、
戯曲書いてる人にどんな内容か聞く時間が好きですが、
そういった多種多様の話題があちこちから湧き上がることに
舞台をつくる上での無限の広がりを感じるからです。
それでなんだか雑多な話題を小耳に挟むのが楽しくて
時間があるかぎり通っているわけですが、
今シルクのこの少ない人数の小さな稽古場にも
それに通ずるというか、
普段別々のところで活動している人たちがやってきて
一つの場所に集まる瞬間はなんとも言えない不思議さがあります。

芝居やっている人、特に演出している人って
稽古場で自分が呼んできた俳優さんを見て、
そういう感覚になったりしませんか…?


稽古の話をしていませんでしたが、
今日は少しだけその事務所で台本を直して、
だけどなんだか全然はかどらずに「もう全然だめかも…」って呟いていたら、
目の前にたまたまいた、素敵劇団の俳優さんが
うちだったらホワイトボードつかって
演出家が説明しながらみんなで考えるんだけど、
炎ちゃんも稽古場でみんなに聞いてみたら?
ってアドバイスしてくれました。

ひとりの登場人物の流れがなんだか納得できず、
けれど明確な手がかりがなくてそんな状態だったわけですが
稽古場へ遅刻しそうになりながら事務所を出ると
そこに公演の初日を迎えるために
紙束を持っている制作さんとすれ違い、
隣にいるのに全く違う公演で忙しいことに
肩をすくめるような感覚になりました。

それで稽古場ついて、教えてくださったその方の言うようにしてみると、
スルッと出演者がアドバイスしてくれて、
難題があっという間に解け、
わあっなるほどと、感激しました。

ああ、やっぱり、
沢山の人が集まる場があるって意義のあることですね。


写真は事務所に届いた沢山のお中元そうめんです。
いただきました。


そんなこんなで意味わからない話題になりましたが、
稽古はガツガツ、進んでます。


青年団リンク 世田谷シルク
「工場」
2019
813日(火)-18日(日)
脚本・演出 堀川


石川彰子、中藤奨(以上、青年団)、堀川炎(世田谷シルク)
大迫健司、荻野祐輔、代田正彦(★☆北区AKT STAGE)、中島有紀乃 


8

13
日(火)1930

14日(水)1930
15
日(木)14/1930
16
日(金)1930

17日(土)11/18
18
日(日)14

一般(予約・当日)3,500
U-25
(予約・当日)2,500

・チケット取り扱い・お問い合わせ
tel. 03-3469-9107
12:00-20:00
web. http://www.seinendan.org/
(オンライン予約あり)

・世田谷シルクホームページ

https://www.setagaya-silk.com/