小塚君、おめでとう。
お写真はヤフーさんからお借りしてます。
いや～パトリック・チャンの点数も凄いけど、小塚クンの点数もシーズンベストを10点以上更新。
立派です。
4回転も決め、その他のジャンプも決め、スピンもレベル4の評価。
私も演技が終わって「やった～！」と叫んでしまいました。
高橋、織田の両選手がメダル圏外に行っちゃった後だから、そりゃプレッシャーは凄かったでしょう。
私も「もう小塚クンにやってもらうしかない！」と思ってました。
金は無理でも（点差的に）、銀か、せめて銅は取って欲しい。
ご本人もキッス＆クライで、コーチと抱き合いながら「やったー！」と叫んでましたね。
前日のSPとは違って、とても落ち着いていて、よく体が動いていました。
奇をてらわない正統派の演技。
世界から好感を持たれたと思います。
高橋選手はエッジのビスが飛んでしますアクシデント。
前日も確認して万全だったと言ってましたが、こんな事があるのが大きな試合の特徴。
やっぱり全体的な演技にも影響がありました。
でも最後の方は彼らしい演技も見れたし、試合前は、「これで引退したい」ような事を仰ってましたが、
試合後は
「これで終わるのはイヤだから、ソチまでやる」と名言。
4年は長いからこんな経験も必要。
ぜひソチでは、この経験を生かしていい演技をして欲しいです。
織田君は・・・
最初の4回転が3回転になり、セカンドジャンプにトウループ。
つまりこの時点で同じ3回転ジャンプを2回飛んでいます。
その後のトリプルアクセルのセカンドジャンプに3回転のトウループ。
この瞬間、私は「あ～あ・・・またやった」と呟いてしまいました。
同じ3回転のジャンプ、コンビネーションなら2回までは
3回飛ぶと規定違反。
つまり・・・3回転+3回転のコンビネーションは0点。
トリプルアクセルだけでやめておけば、8.5点貰えたのです。
単純にそれを足しても銅メダルには届かないんですが、プラスの評価を貰えてれば銅メダルも可能。
この選手、この規定違反・・・5回出場した世界選手権で4回やっています。
（つまりフリーに進めなかった昨年だけやってない？）
厳しい事書かせて頂きますが、「こんな事がないように練習してきた」と言ってましたが、
でも大きな大会で4回もやってたら、それを想定して練習しません？
もしも冒頭の4回転が3回転になってしまったら？・・・っていう仮想での練習とか、
そんな時「こう進める」っていう話とか、コーチとかとしないのかしら？
充分に対処していてこの結果なら、それもなお問題。
うっかり・・・では済まされません。
4回転が3回転になってしまった・・・なんて事は、どの選手でも結構あります。
長い間現役を続けていれば、ケガをしたり精神面でのモチベーションとか、いつも調子がいいとは
限りません。
調子が悪い時の試合の進め方や、予定していたジャンプの回転数が足りなかった場合のプログラムの進め方。
その時の調子がどうあろうと、1点でも多く点を取る！
1点でも順位が変わります。
実際、高橋君と織田君の差は1点ないです。
それを踏まえた上で、いかにベストを尽くすか？
そういった事が試合で出来ないと、表彰台は限りなく遠いのではないかと思います。
織田君はいい選手だし、普通に演技をしていたら表彰台に乗れたのに・・・
本当に勿体ない。
パトリック・チャンの演技は、SP同様圧巻でした。
ちょっとしたミスもあったけど、4回転2回は凄い。
最後のアモディオもSPでは「上手だな～」って思ったけど、フリーはちょっとエキジビションぽい演技構成だったなぁ。
確かボーカル入りの曲は禁止のはずだけど・・・（解説の本田さんも言っていた）
やっぱり競技会には競技会に向いた音楽やプログラムってあると思う。
楽しい演技だったけど、競技会ならではの緊張感が感じられないから、私は普通がいいなぁ。
それと開会式では日本の被災者に向けて、氷上から鎮魂の祈りをささげてくれました。
日本を意識した演出も。
太鼓の演奏で始まり、白いリンクに大きな日の丸が映し出され、 参加国の民族衣装を着たスケーターが連帯を示して黙とうしました。
そう・・・本当は日本開催だったのに、ロシアが代わって開催国を引き受けて下さったんですよね。
日本とロシアの関係を考えたら、これは凄い事なのかな～って思いました。
それと、来年の開催国フランスが「来年は日本での開催を」と開催国を譲渡したいとISUに提案してくれたとか。
こちらは実現しそうにないみたいですが・・・
何でも・・・その代わり2013年の開催を要求したらしく、2013年の開催国であるカナダが拒否したらしい。
そりゃカナダからしたら拒否するでしょうね。
でも小塚君がメダルを取れて本当によかった。
