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昔から名前の面白さで一部ではかなり知られた存在だったこの馬も
よくよく成績を見ていると、勝ちきれないまでも
04年4月の「メジロラモーヌメモリアル」2着(04年はJRA50周年で毎週名馬の名前の付いたレースが開催されていた)から
05年安田11着、06年京都金杯9着を除くと
実は14戦して6勝2着6回3着2回の超安定実力馬だったんですよね。
丁度一年前のこのレース、05年の京王杯スプリングを2着してからはオープンに定着し
昨年秋のキャピタルSを勝ち、今年は東京新聞杯2着、阪急杯3着から
高松宮の勝利へと繋がったのです。
まだ一部には彼の事をフロック勝ちだったと思っている人も居るので
ここは勝っておきたい所でした。
またこれまでまだ経験のない「連勝」も達成して、本格化を白日にしたかったでしょう。

パドックでのマッテルゼは前走から+2の472kg
多少肉が付いたかな?って感じはしましたが、彼としてはベスト体重。
体調面では心配ありませんでした。
周回中は多少厩務員さんに甘える素振りを見せていたものの
あまりマイナスになるような行動は見せず、今回も勝負になるだろうなと感じました。

レースはぐいっと伸びたマッテルゼが、インセンティブガイに2馬身差を付けて快勝。
渋った馬場でのこの結果は、やはり彼に本格化の時が来たのであると確信させてくれました。
次を勝ってこそ歴史に名を残す馬への第一歩、期待したいものです!


①パドックにて
 甘えん坊なのか、厩務員さんに少し頼る所がありました。
 目つきもどこか甘えがある感じに見受けられました。
 こういう目をしている馬って、なかなか勝ちまで行かない事が多いんですが
 やはり勝ってしまうあたり、実力が違うんでしょうね。
 条件~並のオープン馬だったら、頭抜けた人気の馬でない限りこの目をしていると勝てません。

②騎乗後
 やっぱり一流の域に達してくると、騎手が騎乗するとパリっとするものです。
 この写真を見てみるとよく分かりますが、優しい目は変わらないものの
 甘えの心は陰を潜め、闘争心に火が灯ってきています。
 この心の切り替えこそが、GⅠを勝つ馬に必要なんでしょうね。
 ただ最初から出しっぱなし、地下馬道から、返し馬から、スタート寸前から
 馬は様々ですから、競馬って怖いですよね笑
 まあ少なからずパドックでは騎乗前後の変わり身には注意しているべきですね。

③ゴール
 見事2着に2馬身差、快勝です。
 これなら安田も人気の格になれるでしょうし、勝利候補の最右翼かも知れません。
 ただこの馬のオーナー、小田切さんの所有馬にはまだGⅠ2勝馬って居ないんですよね。
 ・・というかこの馬で2頭目ですから、居ないって言ってもアレなんですけどね。
 力は認めるけど、鞍上とこの件が気になるんですよね。
 案外こんな事で切っても、それが正解って事があったりするんですよね。

④口取り式
 手前から3人目の小さなおじさん、彼が音無調教師です。
 何を隠そう小田切オーナーの初代GⅠ勝ち馬は、騎手時代の音無さんによる勝利でした。
 1985年のオークス、前走400万下の平場のレースを3/4の小差で勝ってきた馬
 28頭の出走馬中21番人気と末席の一頭だった馬が、なんと奇跡の勝利。
 その馬こそが小田切さんの馬「ノアノハコブネ」
 彼女は秋はローズSから当時3冠目だったエリザベス女王杯を目指しましたが11着・12着と惨敗。
 オークスはフロックと思われ、それを払拭しようと出走した当時12月に開催されていた
 阪神大賞典に出走して・・・帰らぬ馬となりました。
 1993年に音無さんは騎手を引退、2年間の調教助手を挟んで95年に調教師免許を取得
 その年から開業し、徐々に成績を挙げていきました。
 変わったのは2002年、それまで15勝平均で安定していた成績がこの年一気に倍の33勝に。
 以降03年の25勝の谷を挟んで、04年は47勝、05年は同じく47勝だったものの
 なんと最多勝を獲得し、名実共に日本のトップ調教師となりました。
 まだまだ52歳、これからが楽しみな調教師さんです。

⑤副賞の「パスネット10万円」を貰って、思わず笑ってしまったヨシトミ騎手
 この笑顔、多分苦笑です笑
 彼はたしか車好きだったと思いますし、普段は車移動をしているでしょうし
 住んでいる美浦のトレセンは最寄の常磐線・牛久駅までが10キロ近くあるので
 電車はあまり使用しないでしょう。
 しかも常磐線はJRであり、JRはパスネット非対応の路線なので
 使い道も何もあったもんじゃありません笑
 多分現金化して貰うか、金券ショップ行きですね。

⑥記念写真撮影
 ヨシトミ騎手の左が音無調教師、右が小田切オーナーです。
 オーナーはこの馬とか「イヤダイヤダ」「エガオヲミセテ」「オジサンオジサン」なんて付ける割に
 結構真面目そうなおじさんでした。