野人研修 | サイレントルーツの実

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先住民文化と歩く毎日のつれづれ。
食・子育て・自然農・鉱物や菌類。癒し。語りべ。
民族楽器とともに語る昔話への道・先住民の方々との日々。
淡路島移住生活・母子疎開支援

ここのところとても動いておりました。


5ヶ月前から予定していた野人研修に子供と行ってきました。
生まれてはじめて火をつけたど~!(マッチ、ライターじゃないよ)


主催者は大西琢也さん。(初代、だったかな?テレビチャンピョン野人王)
彼とは北山耕平さんの時の輪講座(被征服民から見た日本の歴史連続講座・受講資格は作文書いてOK出ればってやつ)で4,5年前に知り合いました。
(以下大西琢也さん=ルパンと表記)


ルパンは火おこしの名人。キリマンジャロでもどこでも火をおこせます。
ポツポツ会った時に火おこしを教えて、と言っても「かまぼこ板で火がつけるようになったら、教えるよ」と相手にされず。


ルパンに会う以前から今まで何度かチャレンジ。
1日やってても火がつかない。
手の皮はむけ、しばらく手が震えて何にもできない。

煙は出るが火種はどこ?の閑古鳥。


そんな経験を乗り越えるべく。
ルパンは「森の遊学舎」 というNPOをしている。
そこのキャンプに参加してきたわけです。


今回のキャンプ、場所は川崎市黒川青少年野外活動センター。
薪を山から調達し、ドラム缶でピザを焼くという1泊2日の体験。


山に入ってのこぎりで薪を切るところから。
全身使ってのこぎりキコキコ。歌も出てきます。
「あ、そこ足で押さえて」参加してる子供たちと連係プレイ。


合間合間で親睦を兼ねたゲーム。
食べ物調達ゲームなんかもあったりして、大人でも中々楽しいです。
で。ピザの土台つくり。
粉をみんなでコネコネ。ものすごい数の手がボールにあり、ちょっとすごい光景。


一班5~6人グループで二班にわけ、火おこし。
きりもみ式と弓ぎり、まいぎりにチャレンジ。
きりもみ式と弓ぎりは木が熱くなるものの火種はできず。

(きりもみ=もみぎり、です。)

*各種火つけ法

http://www.ishikawa-maibun.or.jp/taiken/hiokosi/hiokosi_houhou.htm


その側でルパンがきりもみ式を実演。
2~3もみで煙が出てくる。
ちなみに私たちは100もみ以上はしているだろうと思われるけど煙のケの字も出やしない。
どうも下の板に加える圧力と手のひら全体で転がすことが秘訣らしいけど・・・・
まねしても、100もみ以上しても煙のケの字も出やしない。。。。。
何が違うんだろう。。。。遠い目。
(さすがキリマンジェロの山頂でも火をつけていた男と思いつつ、ちょ~悔しい!)


きりもみ式はさっさとあきらめ、まいぎりを子供と二人でチャレンジして火種ができた!(ものすごく体力使う)
が。
1回目2回目は火種からホワホワの鳥の巣状の麻に移して大きな火にする時に消えてしまい。
(息を吹きかけたら消えた。)
3回目は小さい子供に踏みつぶされ。
4回目は釜口で他の小枝に火が移らず。
5回目にしてようやく火がつきました。
その頃私は燃え尽き状態で真っ白。動けなくなってました。


その側でギャングエイジの子供たちははじゃぎまわりピザをつくり、
食いまわり、野生炸裂しておりました。

お子達は放し飼いしつつ手伝わせつつ。大人たちは後半しばしのんびりムード。
そして中秋の名月を見ながらピザを食し、夏の野人キャンプ(7泊8日)の模様を見つつ、楽しく過したのであります。
で寝袋で過し、翌朝ごはんを参加者全員で食べ、次なる午後のイベント、アイヌイベントへ向かったのでした。