事業仕分け第3弾が行われています。
今更ながらですが、本件に関して思うことです。
今まで国民の血税が、無駄に垂れ流されていた部分の見直しのための良いきっかけになっていると思います。
見ていて、必要の無いものも確かにあります。
ただ短期的な視点に立っての仕分けの評価が多いように思えます。
もう少し中長期的な国家的展望にたった評価が必要な気がします。
さて本題ですが、いろいろと公務員をターゲットにした問題が提起されています。
天下り根絶、年金問題などなどさまざまな問題があります。
民主党もしかり、マスコミもしかり公務員が悪いみたいな論調があります。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
一生懸命がんばっていただいている公務員の方の方が多いと思います。
一部のモラルの無い人間が己の職位・権限を利用して、利権を得ているのが一番の問題なのだと思います。
国民の税金を、何の責任を取ることも無く、費用対効果を考えず、また結果も出さない。
これが一番の問題なのでは無いのでしょうか?
自分のお金では無いから、無駄遣いをする。
それは人間のサガだと思います。
会社員だって責任の所在が無ければ同じになると思います。
会社員、組織の目的は違いますが、会社で結果を出せない人間は給料が安いし、組織の目標に対し出た結果に対しては賞罰があります。
公務員はそれがありません。
それが一番の問題なのではないでしょうか?
さまざまな問題がありますが、根本の原因についてのキッチリした議論も無く、ただ起こった表面的な問題に対して良いの悪いの騒いでいる風潮に少し不安を感じています。
今、必要なのは、天下り(天下りが100%悪いとは思えません)を無くすことでは無く、また短期的に見た無駄を無理やりに無くすことでは無く、公務員の組織・制度改革(意識改革も含まれます)だと思うのは私だけなのでしょうか?