関係を続けること-「キッズオールライト」を観て | そして日々は続く

関係を続けること-「キッズオールライト」を観て

GWに突入しましたね(遅)。こんにちは、ヨコです。

GW一日目は、あおちゃんとキッズオールライトを鑑賞。

あおちゃん、映画は苦手なのに(高確率で寝るか酔うらしい)、
付き合ってくれて感謝!

「キッズオールライト」は、長く関係を続けるってことが、
どういうコトを生むのかを考えさせてくれる映画でした。

思春期を迎える子供と、それと共に変化していく
親子関係、家族関係の難しさ、センシティブなところ、
長くカップルを続けることで、関係が変化していくこと、
力関係が生じる危うさ。相手を思いやり続ける困難…
そういった一般性の高いテーマが、「フツーじゃない家族」を
通して、印象的に描かれていました。

うん、脚本に無駄がなくて、音楽と役者がよかったです。

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カップルが関係を続ける中で、結婚したり、
子供を生んだり、家を買ったり、失職したり、
トラブルに巻き込まれたり、したりしなかったりして、
「家族」としての歴史を刻んでいきます。

その中で関係も、立場も、状況もどんどん変化していく。

変わっていくことで道分かたれるカップルもいれば、
関係を変化させて続けていくカップルもいる。

「別れない」ことは、どちらかといえば称揚されるけれど、
別れないカップルは、相手が好きで大事にしたいから、
別れないだけじゃなくて、ただ「自分一人だと生きていけるだけ
稼げないから」だったり、「世間体があるから」だったり、
「子供がいるから」だったり、「家を買っちゃったから」
「一人になるのは怖いから」「今更、めんどくさいから」
だったりする。

でも、その簡単に「別れさせない」強制力の中で
腹をくくって、関係を結び続ける中で、生まれる絆や、
確かさって、泥臭くて、汚いこともいっぱいあるけど、
馬鹿にならない、と、思う。

そういう、全っ然綺麗なだけじゃない、簡単に切りにくい、
しがらみ、とすらいっていいくらいの関係がようやく、
社会的なセーフティーネットとして機能するんだろうな。

もちろん、全然機能しないケースも、むしろその関係こそが、
人や、カップルの関係を殺すケースだって、ある。
容易な、楽しいことや綺麗なこと甘いことは、
続ければ続けるほど、少なくなっていくのかもしれない。

それでも、続けられる関係を、恋愛の「その先」を
模索し続けていきたいと、思うのでした。

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GW最初の三連休は、二日目に交際11年目にして、
とうとう結婚した友人の結婚パーティに参加したり、
三日目には、子供を生んで戸建てを買った友達(実はバツ1)の家に
遊びに行ったりと、なんだか順を追って「関係を継続させること」について
考えさせられるような三日間でした。



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