さよならを教えて 総括、ネタバレ | Ssuzukaのブログ

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この総括は推定、憶測も含みますが 出来るだけ読みやすくするため 信憑性の高さに関わらず断定的に説明します。

 

登場人物は

高校の教育実習生である主人公

 

メインヒロイン(巣鴨睦月)

サブヒロイン4人

保健教諭

教育実習の指導担当女教師

の7名

 

一日の流れは主人公が見る夢、そして日中を飛ばして放課後の鐘から始まり保健教諭との雑談→ヒロイン数名と会う→指導担当への日誌提出・会話

 

天使を凌辱する怪物(主人公)の悪夢から物語がはじまる。

主人公はこの天使の存在に恐怖と安堵の矛盾を感じ忌み嫌う。

 

この夢に出てきた天使と巣鴨睦月の見た目が同じであることから正夢の可能性を感じ巣鴨睦月を恐れるようになる。

巣鴨睦月自身本人は序盤はそんなことも知らないただの一女学生。

 

その悪夢を毎日見る毎に日々精神が侵されていき巣鴨睦月、サブヒロインに対しての行動がおかしくなる。

 

そして物語の中頃には唐突もなく各ヒロインを犯したり殺したりする。

ですがこれも主人公が見る白昼夢であり、殺したと思いきや次の日には生きている。

 

中盤までは主人公自身白昼夢の認識があるが後半になるとその区別がわからなくなり実際に犯したり、殺したりする。

 

自分が攻略した高田望美ルートの最後は彼女を屋上から一緒に自殺することを誘いながら突き落とす。

それも妄想と現実の区別がついてなく突き落としたつもりで一階に降りると彼女の亡骸は無く、上を見上げると時間差で彼女が降って来てそれを何度も繰り返したりする。

 

巣鴨睦月ルートでは彼女自身も堕天使であることを認め、主人公と分かり合いそして天へ帰っていく。

 

いずれのルートにしてもヒロイン全員からさよならを告げられ主人公の元には誰も残らず本編が終了する。

 

エピローグが上記物語の全容。

 

エピローグは精神病棟の医者と主人公の姉との会話。

 

実は主人公は真面目な性格のせいで引き起こしてしまった重度の統合失調者患者であり、この物語の本編全てが妄想であることがわかる。

以下、妄想=本編と捉えてほしい。

 

ただし、全て頭の中で描かれた妄想の人物は、現実でリンクした人間やものであることがわかる。

 

巣鴨睦月→同じ病院に入院している重度のうつ病患者

他ヒロイン→カラス(高田望美)、昔飼っていた猫。図書室の本。捨てられた人形

保健教諭→主人公が入院する病院の精神科の担当医

教育実習の指導担当女教師→実の姉

 

精神科の担当医は彼の妄想通りに現実でも保健教諭のふりをして会話をしてる。

ただし現実側でしかとらない行動(カルテの記入等)をするため妄想(本編)では時々不可解な行動に見える。

また、本編で保健教諭と主人公はヤルのだが、それも治療の一環で現実でもヤっている。

 

指導担当とも本編で喧嘩したりやけに前から出会っていたような錯覚を起こすのだがそれは実の姉だからである。

喧嘩の中でも主人公を弟であるような言い方を時々してしまうので本編では不可解な言動に聞こえる。

また喧嘩の末に指導担当をレイプするがこれも現実でも行動を起こしているため、本編では家族なのにこういうことは辞めてという言い方をする。

 

他数例

巣鴨睦月を天使として恐れるのは、元々主人公は対人恐怖症、女性恐怖症であり巣鴨睦月だけが現実でも存在する年齢が近い女性のため。

本編で出会う=現実でも会っていると思われるケースの際は特段恐怖におびえる。

天使と分かり合う描写はお互いの精神病を現実で認め合いそのことについて会話しているだけ。

そして天使が天へ帰っていくのは、現実の巣鴨睦月自身が退院するため。

 

高田望美についての本編の行動は病院屋上にいるカラスに対しての行動で、何度飛び降りても死なないのはカラスは飛べるからである。

 

猫に置き換えた少女に対しては凌辱の一環で肛門にカラシを注入する描写があるが、現実でも病院に住み着く猫に対してやっている。

 

 

そして結末。

 

主人公は精神科担当医を医者と認識し、そこが病院である事も認識する発言をする。

 

ついに病気が治ったかと担当医は一瞬喜びを見せるが、主人公は続いて、インターン頑張らないと!という発言をする。

 

つまり自分が病院のインターン生だという次の妄想が始まったことを意味し、彼は助かることがないという揶揄である。

 

以下感想

 

この鬱ゲーに手を付けたのはいわゆるハッピーエンドのアニメ、ゲームの展開に飽きていたためでしたが、想像に違わぬ素晴らしい作品だと思いました!

 

私が病んでいるからということでは決してありません(笑)

 

1周目を終わらせた後エピローグ自体が複数存在してハッピーエンドもあるのかと思いきや一環としてエンドは同じというところも製作者の信念が伺えます。

 

1周目のエピローグを見たうえで、2周目をやると色々つながる部分もあるので複数ルートをやるのも苦じゃないですね。

 

ネタばれを見てからだとさすがにこのゲームをやる際に実質2周目になりますが、普通のゲームや物語に飽きた人にはお勧めです!

 

エロ描写はこの作品の時期や、価格的にもアニメーションが乏しいのと絵自体も好みではないですが刺激的でしたw

 

まだ回収してないルート、エンドがあるのでしばらくはやり込めそうかな。

 

3000円弱でこの内容とボリュームなら満足でした!

 

ソシャゲに比べると家庭据え置きのようにコンテンツを買ってしまえば追加金要素もないので今後もこう言うジャンルのゲームもやっていきたいと思いました。

 

最後に、画像はツイッターでモザイク処理を施したものの元絵、天に帰る最後の巣鴨睦月の姿、あと適当に局部が移ってないギリOKそうな絵を貼っておきますw