◇子宮委員長 はるちゃんのブログから
子宮からのメッセージ

わたしの肉体を取ることで
“できる”存在の方を選びました。
それは“ない”という存在です。

わたしは肉体を捨ててしまい、
あなたを悲しませていることでしょう。

だけど、より一層わたしの存在を
感じて欲しかったからです。

あなたはもう随分と前から
わかっていると思けど、
わたしはとてもわがままです。

わたしはわかってもらえなくて、
辛かったこともあるけど、
あなたの方がもっと
辛かったのかもしれません。

わたしは欲求を
主張することしかできなくて、
主張すればするほど
あなたは痛かったことも
あると思います。

だけどもっと
わたしを信じて欲しい。
24時間わかって欲しい。
わたしならあなたを幸せにできるから。

だってわたしは
あなたのことが大好きだから。


記事全文
http://ameblo.jp/jj-haru/entry-12107283697.html


◆僕の以前の記事を再編集し、掲載します。

僕は、おっぱいを取る手術をし、子宮卵巣も切除し、男の性別を手にしました。

なので、体には大小の3つの傷があります。

僕はね、手術を決めるまで、本当に悩みました。

一つは、自分は女という性別で生まれてきたこと、

そしてもう一つは、健康な身体なのに、体にメスを入れないといけないっていう罪悪感とで。

病気で、嫌でも切除しないといけない人もたくさんいるのにね。

僕はただただ自分が

男って性別にこだわっているから

病気でもない、健康な臓器を手術で摘出しないといけないんでないかってことも、思いました。

直美にも、

いいんかな、取ってしまって

ってポロっと言ってしまったこともありました。

手術を受ける前までは、僕は今まで親のことを

なんでちゃんとした体で産んでくれなかったん?

って思っていましたし。

でも、いざ手術ってことになったら、やっぱ複雑でした。

僕が複雑だったように、母もかなり複雑だったと思います。

自分がちゃんとした体で産んでやれなかったから、この子は痛い思いをしている

と。

母は、見た目は、強そうに見えますが、実は怖がり。

そして、強くないんです。

でも、教員という職業柄、強く保っていないといけなかったので、無理していたんでないかなと思います。

なので、手術の時は、かなり心配をかけてしまったのではないかなとも思っています。

しかも、2回もね。

そして、子宮卵巣の手術の時に、僕に向かって、小声で

ごめんね、何回も痛い思いをさせてしまって

って言ってきたんです。

僕、この時に、僕がたくさん悩んでいたように、母もいっぱいいっぱい悩んでいたんだって、気がついたんです。

こんな、当たり前のことを気がつかなくて、僕は、自分だけが悩んでいるように思い込んで。

この時に僕は、母のことを全て受け入れよう、許そうと思ったのと同時に、自分のことも、少しずつ受け入れていこうと思いました。

頭では、分かっていたんですよ、母のせいでこの体に生まれてきたのではないって。

「おかあのせいではないけ」と、何回も言いました。

でも、心底から許すってことが出来なかったのも事実です。

なので、口先だけの中途半端な言葉を言ったって、相手に響くわけないです。

僕自身が、親の立場に立っているにも関わらずです。

頭で理解しても、体にまで落とし込まないとダメなんだってことを、自分の体を使って感じました。

感情を感じるって、体全体で感じないと意味がない。

本当で、人のことを許し、自分のことを受け入れるって、簡単なことではないんです。

でもね、出来ないことでもない。

体全体で、感情を感じてみてください。

ただただ感じる。 

そして、

その時の感情を感じきり

自分の気持ちを正直に言えれるようになったり表現出来るようになった時

プラスその時に必要な愛情を受け取ることで(←背中を押してもらうってところかな)

はじめて人は肚を括れ、動き出すんだと僕は思います。

肚を括った後も、感情は出てきます。

出てきますが、正直肚を括る前の感情に比べたら雲泥の差ですので、この時はただ浸るだけで十分です。

更に、

その時の自分自身を全て認めてあげることも重要かと。

もっと言ってしまえば、

認めれない自分自身も認める

ってこともなんです。

そうすることにより、今まで力み過ぎていた体の力が抜け、今一番何が大切かっていうことが、自ずと、分かるはずですので。
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それらが全て解決した時に、自らの周りが本当の意味で動き出すと僕は思います。


僕ね、このはるちゃんの文を読んだ時、子宮卵巣摘出手術をする前のことをつい思い出しました。

この時の悩みに悩んだ気持ちは、いつまでも忘れず持っておかないといけないんだって。

そして、僕と直美は、両親のためにも幸せにならないといけない。

だって、今、この体でこの世で楽しいことが僕自身感じたり経験出来るのは、僕の両親のおかげなのだから。


そして、この気持ちを思い出させてくれたはるちゃん、本当にありがとうm(_ _)m


ちなみに、僕の子宮と卵巣は、摘出後、岡大病院へ検体として旅立ちました。

僕の出来る、子宮&卵巣に対しての最大限の感謝の気持ちとして。