珪藻土壁と漆喰壁なら塗り壁左官職人におまかせ! -7ページ目

珪藻土壁と漆喰壁なら塗り壁左官職人におまかせ!

ウェブ見積もり受付中です。対応エリアは東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・三重県です。漆喰壁と珪藻土壁をもっとお部屋に!聚楽壁も承ります。


化学物質過敏症は、症状が重度の方から軽度の方、
一時的に化学物質過敏症になっている方などさまざまな症状の形があります。
重度の方になると、シックハウス症候群よりも症状は重くなります。
シックハウス症候群だった人が化学物質過敏症になるケースが多く、一度発症すると一生気を付けて生活しなければならなくなります。


化学物質過敏症(以下CS)で一番身近なものは花粉症です。
去年まではなんともなかったのに、今年いきなり花粉症になった!という人も多いでしょう。

花粉症は、そのシーズンを過ごせば症状が治まりますが、
重度のCS患者さんの場合はそうではありません。


病院、歯医者に行けない。
介護ヘルパーのにおいに反応してしまう為、介護にも来てもらえない。
食材にも反応してしまう。
ガスコンロのガスのにおいに反応してしまう。
インクのにおいにも反応してしまう。


CSを発症してしまうと、仕事ができなくなったり、
入院さえままならなくなったりし
食べ物さえ食べるのに苦労してしまう可能性もあるのです。


シックハウス症候群の場合は、
「現在住んでいる場所の汚染がひどい」という状況であり、
住んでいる家から引越しをするか
正しいリフォームをして建材を変えるかすれば
なんとか暮らしていける場合が多いのですが、
重度のCS患者さんは、
微量の化学物質で体が反応してしまったり
体が反応してしまう対象が多すぎて、
引越しだけでは対処しきれません。


CSを治そうとしてはじめに思いつくのは
・田舎に引越ししよう
・自然建材、無垢の木を使った家やそれらの素材を使ったリフォームをしてみよう
ということなのですが、これらは安易におすすめできません。

田舎の家でも、築20~30年の住宅は、
シックハウスの建物ばかりであり、
自然建材や無垢の木からも、天然の化学物質が出ていることがあるからです。


木は成長するときに、害虫から自分の体を守るために、
さまざまな天然の化学物質を出します。

このなかには、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドもあります。
新しい木材ほど揮発濃度が濃くなります。
昔の住宅は、現代の住宅よりも気密性は低かったので、
揮発濃度が薄くなるスピードも速かったのですが、
気密性が高い現代の住宅で木材を使った板張りを行う場合は
気を付けなければなりません。


お部屋の大部分をスギ、ヒノキ、パイン材などの木材で板張りにすればきっとCSが治るだろうと思いリフォームしたのに
住んでみると思った以上ににおいがきつかったため、
結局住めなかったという話もあるようです。

そして、アレルギー持ちの人やアトピー性皮膚炎の人が、
アレルギーやアトピーにはヒバがいいと聞き
お部屋をヒバの板張りにして失敗したというケースもあります。
ヒバからはヒノキチオールという化学物質が出ているので
新しい別の症状が発症してしまったり
症状が悪化してしまったりしたというお話を聞きます。


スギ、ヒノキ、パイン材は針葉樹木材なのでにおいがきつい
ということを事前に知っていれば、
ヒバからはヒノキチオールが出ているということを知っていれば、このようなことにはならなかったでしょう。

CS患者さんは、とにかくにおいに敏感です。
内装を木材ばかりにすることには注意が必要だということですね。


次回は、「重度のCS患者さんには漆喰もおすすめできない」
というお話をしたいと思います。

それではまた次回に。



化学物質過敏症とシックハウス症候群の違い


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いつも漆喰の事ばかり書いているので本日は少し趣を変えて、
つながりのあるアメブロガーさんのブログをご紹介します!

こちらのブログです↓


グラフィックデザイナーが作成するデザイナーズ名刺


お仕事に欠かせない名刺。
以前、わたしは営業マンをしていたことがありました。
名刺を何枚も持って営業回りしたことを憶えています。

私はサラリーマンだったので特別なデザインにすることは出来ませんでしたが、
もし自分で事業を始めるのであれば、個性的で渡した人がすぐに思い出せるような名刺がいいなと思っていました。


今回のご紹介は、グラフィックデザイナーの三輪晃示さんのブログですニコニコ
こちらのブログには、ロゴやデザイナーズ名刺の写真がたくさん載っていて、見るだけでも楽しめます。

デザイナーズさんのブログだけあって、ブログの構図やレイアウトがとてもきれいですね。

名刺だけでなく集客のヒントも書かれているので、一度ご覧になってみて下さいね。

それではまた!!



グラフィックデザイナーズ名刺




『塗り壁に値段はあるだろうか?あるといえばあるし、ないといえばない』
小林澄夫さんの名著『左官礼讃』の本の中にこう書かれています。

塗る回数や使う素材、その職人の技術によって塗り壁の出来には天地の差が生じるものであり
一平米あたりの値段がいくらと均質化や数量化ができないからこそ価値があるのではないか。
とも書かれています。

ただの砂壁を塗る職人よりも、水ごねの京壁を塗るような高難度の仕事をしている職人の手間は並み以上であり、
ここでは材料の値段ではなく、職人の技術に値が付けられています。


むかしから、どんな腕利きの職人も、どこにでもあるような石灰、糊、スサ、砂、泥などを使っていました。
職人の差別化は、材料ではなく、配合や塗る回数、仕上げなどで決まっていたのです。

それが、現代の左官の価値は、材料に目が行き過ぎているのではないかと思います。


良い壁材を使ったから高いだろう。
そこそこの壁材だから安いだろう。


こう考えると、職人の手間や技術は無視されてしまっています。

現代の建築業界は、均一化されていて、組み立てる作業になってしまっているので
左官が入り込む余地がなくなってしまいました。

デザインが均一化されている壁材であれば、お客さんができあがりをイメージしやすいですし、
そこにイレギュラーというものはありません。

もちろん、そこに職人のクセや個性、こだわりといったものもありません。
壁で言えば、塗るというよりは貼り付ける作業だからです。


工場で生産されるメーカー商品の値段に、平均的な職人の人工手間を掛けることで
平米当たりの単価が決められました。
職人の手間が、材料の枠組みに組み込まれてしまったのです。

どこにでもあるような材料を使い、それを職人が独自の配合と仕上げをする、という作業とは真逆ですね。


材料に費用がかかっているか、
職人の技術に費用がかかっているか。

昔と今との違いはここにあるのではと思います。


ここでお伝えしたかったのは、せっかく塗り壁に多少なりとも興味を持ったのであれば
材料ではなく技術に費用を使って頂きたいということです。


この項の一番はじめに、一平米当たりの値段がいくらと均質化や数量化ができないからこそ価値がある
と書きましたが、わたしどもは一平米当たりの値段を決めています。

一平米の値段を決めないで、出来上がりを見て、手間をあとから振り返って
値段をつけることが理想なのかもしれませんが、それではあまりにも現場の数が減ってしまうでしょう。


本当は自分の腕で、コテを使って壁を塗りたいのに、
商品カタログのコピーを塗る作業に追われている左官職人さんがたくさんいらっしゃいます。

まずは少しずつ、世の中に漆喰のよさを知ってもらい(思い出してもらい)、そこから漆喰壁を当たり前のものにしていく・・・
ここに理想を持っていきます。



材料ではなく職人の技術に費用をかける


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ではリフォームのタイミングから見てみましょう。


・家の劣化した部分を見つけた時
・生活の変化が起きた時
・家族にアレルギーやぜんそくが発症したとき
・中古マンション・中古住宅を購入した直後
・好きなインテリアデザインに変えて気分を一新したい時



劣化が認められた部分を
早めに補修できれば家は長持ちします。
長年放置していると
家の他の部分まで劣化させてしまう恐れがあります。
お部屋のカビを放っておくと、
それを温床にダニが発生し、シロアリも増殖しやすくなってしまいます。


生活の変化の方は、
子供の成長やご家族の高齢化などですね。
お子さんによりよい勉強環境を提供したり
高齢者の方になるべく清潔なお部屋に住んでもらうためです。


ご自身で壁に漆喰や珪藻土を塗る
DIY(Do It Yourself)を行った人の動機で多いのは、
「家族がアレルギーやぜんそくを持っているから生活環境を変えてあげたかった」というものです。
自然素材を使った塗り壁を行うことで
アレルギーやぜんそくが改善したケースが多くあるのがその理由です。


中古住宅を購入した直後にリフォームする方が多いのは
お部屋の壁が汚れてしまっているためでしょう。
または、前の住民の方のセンスでビニールクロスが貼られているため
そのデザインを変えたいからという方もいらっしゃいます。


これは、好きなインテリアデザインに変えて気分を一新したかった
という理由にもつながってきます。
漆喰を和室の壁に塗る方も多いのですが、
洋室の壁に漆喰を塗ることでヨーロピアンなデザインにすることも可能です。
スペイン・アンダルシア地方のミハス
ギリシャ・エーゲ海のサントリーニ島など
観光地のような雰囲気をだしつつ
お気に入りの家具を揃えれば、
すごく素敵なお部屋に生まれ変わることでしょう。


近年多いのは、このデザイン性を重視した漆喰リフォームです。



リフォームする人の動機


漆喰壁にリフォームするひとは

・漆喰がエコロジーだから
・漆喰は健康壁といわれているから

という考えを持っています。
もちろん、漆喰はエコで健康にいいのですが
もうひとつ、他に大きな理由があります。


それは『デザイン』です。
ここ数年で、漆喰はおしゃれ!!
というイメージが定着してきています。


むかしながらの伝統的な工法というイメージと
エコ建材でありながら最新のデザイン性も備え持つ
というある意味真逆のイメージが合わさったのです。

古き良き、あたらしいもの。
それが『漆喰』の魅力なのではないでしょう。


実際に漆喰壁にリフォームした方のご意見には
こういったものがありました。

・照明に照らされた、漆喰壁ならではのランダムな模様がとてもきれい

・漆喰壁にしたことによっていままでよりも家具が映える!


いままでカビ臭かった暗い雰囲気のお部屋が
漆喰のあざやかな白によって再び明るくよみがえります。
(壁の色は白以外もお選びいただけます)

そして一度お部屋に入れば
いままで感じたことのない
さわやかで透明な空気を感じることができるでしょう。


それでは少しですが
『室内の壁を漆喰リフォームした理由』
をご紹介させていただきます。


・部屋のにおいが気になっていたから
【漆喰には、においをとってお部屋を無臭にする力があります】


・加湿器を使いすぎて壁にカビが生えてしまったから
【漆喰の内部は強アルカリ性で雑菌が生き残れないのでカビに強いです。
(インフルエンザにも効果的だという研究結果があります。
鳥インフルエンザが発生したときにまかれていた白い粉は漆喰の元と同じ石灰です)】


・日光ががあたらない北向きの部屋のにおいや湿度対策をしたかったから。おしいれの湿気が気になっていたから。


・洋室のお部屋をヨーロッパような雰囲気にしたかったため
【ライトによってランダムな模様がうかびあがり、オシャレな雰囲気を醸し出します】


人それぞれ、いろいろな理由でリフォームされているのがわかりますね。
これからお部屋のリフォームを考えている方は参考にしてください!



リフォームのタイミングと動機


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家を建てる方法は国や地域、建築会社によって異なりますが、
今の日本の住宅は、多い場合で家一軒に対しドラム缶1杯分の接着剤が使われていると言われています。

これは化学接着剤による接着工法です。
この接着剤が天然糊であれば問題ありませんが
ほとんどの場合が化学糊を使っているようです。
そして、日本の建築には459種類以上の合成化学物質が使われています。

このことを聞いて、ぞっとする人も多いのではないでしょうか。

そして、ホルムアルデヒドなどのVOC(揮発性有機化合物)は
人間の体にとって異物になるのでアレルギー源になってしまうのです。

VOCはシックハウス症候群だけでなく、アレルギーにも関係してきます。

このアレルギー反応はみんながみんな同じではなく人によって異なるので、
他の病気を疑ったりいつまでたっても原因がわからないということにもなりかねません。


アトピー環境研究会の1997年度の調査研究中間報告書によると
アトピーが発症するタイミングは圧倒的に新築の住宅に多いと記述されています。

これはシックハウス症候群と同じですね。
新築の家やリフォームしたての部屋で生活し始めたくらいが、一番シックハウス症候群やアトピーを発症しやすいということになります。

これは、新築住宅の方が、石油化学建材や接着剤から漏れ出したVOCが多いからでしょう。


アトピーはダニの死骸などが原因になっていることも多いのですが、新築の家にダニがいるとは考えにくいので、新築の家ではVOCが、それ以外の場合ではダニの死骸などがアトピーの原因になっていると考えると納得できます。

もちろん、アトピーは食事やストレスも関係してくるので、一概にアトピーの原因がVOCとカビのせいとは言えませんが、アトピーになったタイミングがいつだったかを考えると、原因が突き止められるかもしれません。

【ちなみに、ダニは結露によるカビが大きく関係しています。漆喰には抗菌性があるので、カビの発生を防ぐことができます。】


自然食でもアトピーが治らない
⇒『空気』が原因になっていると考える
⇒お部屋をリフォーム
⇒塩ビクロスや化学糊からVOCがでる
⇒新たなアトピーになってしまう


もしかしたらこのようなサイクルを送っている人もいらっしゃるかもしれません。
これではアトピーが改善していくとは考えずらいですよね。
だからこそ、お部屋の壁をリフォームする際には、漆喰などの自然素材を取りいれたほうがいいと考えます。



アレルギー・アトピーとVOC


アトピーとアレルギーは似ているので混同してしまうことがありますが、このように分

けるとわかりやすいかもしれません。

アトピー・・・アトピー性皮膚炎、気管支喘息
アレルギー・・・食物アレルギー、花粉症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎

お医者さんの間でもアトピーとアレルギーは混同してしまうことがあるようです。


『アトピー』という言葉はギリシャ語で「奇妙な・不思議なもの」
『アレルギー』という言葉は1906年にオーストリアのウィーンの小児科医のピルケ

ーという人が提唱した言葉で、過敏な反応・免疫反応の異常のこと
この2つは専門家の間では厳密な区分けがされています。


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