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2019年11月14日 12時37分 JST

香港デモ、台湾の蔡英文総統が国際社会に呼びかけ「共に立ち上がろう」

香港政府に対しても「北京当局の機嫌を取るために、香港の若者たちを犠牲にするべきではありません」と呼びかけている。

 

緊張が続く香港デモをめぐり、台湾の蔡英文総統が11月14日に公式Twitterを更新し、「弾圧行為に立ち向かい、行動を起こそう」と国際社会に呼びかけた。

香港では11月11日には警察官がデモ参加者に実弾を発砲し、男子学生が一時重体となった。これを機に反発が強まり、12日には香港中文大学を舞台に警察隊とデモ隊が衝突。大学側が調停を試みるも催涙ガスや火炎瓶が飛び交い、13日未明まで衝突が続いた。

こうした事態に、台湾の蔡英文総統が香港政府と国際社会に対する声明をTwitterやfacebookで公表。

「警察は人々を守るため、政府は人々に奉仕するために存在します。私は国際社会に呼びかけます。一連の弾圧行為に立ち向かい、香港と共に立ち上がり、行動しましょう」という投稿と共に、声明全文を英語と中国語、日本語で掲出している。

 

声明では、「警察が人々を守らなくなり、政府が人々のためにという考えをやめた時、必ずや人々からの信頼を失うでしょう」と警告し、「北京当局の機嫌を取るために、香港の若者たちを犠牲にするべきではありません」と呼びかけた。

時事=EPA
台湾の蔡英文総統(2019年10月10日)
 

声明の全文は以下の通り(日本語版)

かつて台湾を襲った白色テロの時代には、学生が大学構内に踏み込んだ軍や警官に拘束され、 自由を奪われました。これはわれわれにとって悲痛な記憶であり、二度と繰り返してはなりません。

 

昨夜の香港では、警官隊が大学構内に突入し、デモの学生たちを鎮圧しました。闇夜に包まれたキャンパスに炎が上がり、催涙弾が飛び交いました。台湾がようやく抜け出した暗闇に、香港は足を踏み入れてしまいました。

 

警察は人々を守るため、政府は人々に奉仕するために存在します。警察が人々を守らなくなり、政府が人々のためにという考えをやめた時、必ずや人々からの信頼を失うでしょう。

 

私は沈痛な気持ちで、ここで踏みとどまるよう香港政府に呼びかけます。人々の心の声に、暴力で応えるべきではありません。北京当局の機嫌を取るために、香港の若者たちを犠牲にするべきではありません。

 

香港の自由と法治が、権威主義によってむしばまれています。権威主義の膨張に抵抗し、その最前線にいる台湾は、国際社会に呼び掛けます。自由と民主主義を信じる皆さん、共に立ち上がり、混乱する香港情勢に関心を寄せましょう。

                    蔡英文

~~~~~~~~~~~~~~ハフポスト さまより ~~~~~~~~~~~~~~~

 

 混乱の続く香港では、二十歳にもならない中高生位の子たちも、絶望的な抵抗を止めません。我が日本のお気楽な青少年に較べてなんと惨酷なことでしょうか!先の大戦末期、日本にも鉄血勤労隊とか女子挺身隊とかが組織され、出征した労働力を補おうとしました。(隣国では、見当違いな挺身隊に盛大に勘違いしておられる由にて笑止千万であります。)国家存亡の危機に在って、何としても社会を守ろうとするのが両者の共通点です。

 日本からどうしてやる事もできませんが、せめて今後の推移を監視をいたしましょう!

そして日本国民の代表たる日本国会は、人権弾圧を止めない中共政府に非難声明を出しなさい!日本政府はせめて、弾圧を止めぬなら国賓招へいを材料にしてでも止めさせる努力をしなさい!血塗られた習近平の手を陛下に取らせるのは、畏れ多いのみならず、日本の永劫の恥辱となりましょう。30年前の過ちをまた繰り返すおつもりですか、安倍総理!