現状でも姿勢を改めぬメディア観察は、甚だ興味深い。

落城したはずの朝日新聞も紙面ではしぶとく夢想論を展開している。

新聞TVしか情報獲得手段を持たぬ層には、まだ神通力が通じると見込んでのことか・・・。

 海の向こうでも、メインストリームと呼ばれるメディアの偏向があるらしい。

この度の米大統領選挙では、「アメリカを取り戻す」主張を展開したトランプ候補に、勝利の女神は微笑んだ。

そこで収まりのつかないのが対抗候補ヒラリー支持者たちだ。

選挙結果への抗議デモが、暴動にまで発展しかけている。

次期大統領トランプ氏は「Professional Protesters(職業的抗議者たち)」と呼んだ。

一般的にリベラルで平和的とされた(もはや過去形である)は、極めて全体主義的・暴力的だ。

次期ファーストレディー・メラニア夫人を「Rape」しろ、という物騒なプラカードまで掲げている。

いやはやPeacefulなProtestersの所業とは到底思えない。

 このPの付く集団には既視感がある。

日本国内の左翼平和主義反戦活動者たちだ。

彼らも「職業的 平和的 抗議者」反対派市民と名乗っている。

こちらも実態は{暴力的・全体主義的・職業的}で、メディアと一体化している。

金融自由主義者がメディア支配する現状に、米国有権者は「No!」を突き付けた。

件のPPP集団はグローバリストに踊らされ、不法移民保護まで主張し始めた。

反政府的論説を繰り広げてきたメディアは、総じて社会主義・共産主義に宥和的だ。

’社会の木鐸‘を自任してきた彼らの実態は、社会を自在に操ろうとする巨大なプロパガンダ機関ではないのか。

事実を隠蔽し歪曲し捏造してまで社会を扇動し、後に報道犯罪が露見しても恥じない。

事実報道を放棄したメディアの存在意義は、一体どこにあるのだろうか。