5年前のこの時期、我が国の半身は深く傷ついた。
メディアから知る被災地の映像に見入り、目頭を押さえた。
その後次々と届けられる海外からの支援のありがたさに更に涙ぐんだ。
特に私の涙腺が耐えられなかったのが、台湾からの応援映像だった。
直後に教室からの子供たちからの声援「リーベン・チャーヨ~、リーベン・チャーヨ~!(日本加油、日本加油=日本がんばれ日本がんばれ)」というだけの、ごく短い応援。
わずか一週間後放映されたチャリティー番組。
台湾からの応援ソング「相信愛」https://www.youtube.com/watch?v=UPTkUSlN2ZY
 ぜひ聞いてみて欲しい。
我々が有する価値観と同じだと感じるはずだ。
同じように火山帯に属する地震多発の島国で温泉もある。
火山は地震を起こすが、同時に温泉や地熱発電の恵みももたらす。
自然は奪い給い与給う存在であり、我々日本人はそこに神性を見出す。
 地震といえば、先日の台南の倒壊マンションでは気をもんだ。
台南といえば華南大洲という一大穀倉地帯があり、それを支えるのは日本人・八田與市技師が造った烏山頭ダムだ。
昨年日本でも公開された台湾映画「KANO海の向こうの甲子園」でも触れられている。
最近は、環境と治安に不安があるシナ大陸と朝鮮半島より修学旅行先を台湾にする学校が増えたそうだ。
日本の近代史を学ぶ修学には、大変相応しい国だと思う。
私も歴史と友情を学びに行きたいと思う。
 話がそれてしまったが、筑紫の極みにあって無力さに悶々とした日々を今も忘れない。
生き残った被災者が、あの日生きたくても生きられなかった人々の分まで幸せに生きて欲しいと切に願うばかりだ。